オーツは、パソコンを使う大部分の時間で、テキストエディタ MIFES を使い、仮名漢字変換 ATOK を使っています。
最近、新しいパソコンを使い始めたためか、MIFES がバージョンアップしたためか、どこかのスイッチを触ってしまったためか、原因がわからないのですが、仮名漢字変換しながら文章を入力していくと、入力している文字のカーソル位置に、入力予定の候補が三つほど表示されるようになりました。長い候補が簡単に選べるようになっています。しかし、どういうタイミングで表示されるのかが理解できません。この機能は不便で、編集中のテキスト画面で「↓」キーでカーソルを下に移動したいのに、変換候補のリスト中を下に移動し、いくつか表示されるものからの選択になってしまうのです。
候補選択の画面(たった数行ですが)がエディタの画面(文章が表示されている)の一部を覆ってしまうことも不満です。
この機能が MIFES によるものか、ATOK によるものか、オーツにはわかりませんでした。
先日、文章の入力途中で気がついたことがあります。確定した文字列に対して、バックスペースで最後の文字を消していく途中でこの変換候補リストが表示されるのです。ということは、ATOK ではなく、MIFES がやっていることです。ヘルプなどを見てみると、「単語補完」というのが書いてありました。
どうやってキャンセルするべきかも書いてありました。
http://www.megasoft.co.jp/support/mifes/faq/miw10faq/faq258.html
これで完全にわかりました。オーツは「単語補完」をキャンセルしました。
その後は、MIFES の快適さが向上しました。
ついでにいうと、オーツの場合は、MIFES の「閉じる文字の自動補完」もキャンセルしてあります。入力途中で「(」を入れると、その瞬間に「)」も入る機能です。[ ] や「 」{ } など、いくつかの括弧がそうなります。" " ' ' などの文字列定数なども1タッチで両側が入ります。
オーツは、こういう機能は余計だと思います。
エディタは「何も足さない、何も引かない」が原則です。ユーザーがキーボードを操作したとおりに画面上に入れていくのが当然です。実際、オーツが文字を入力していく途中で「( )」という左右の括弧を先に入力し、その間に文字列を挿入していくような使い方をするときも多いのですが、それはユーザーがそのように操作しているからいいのであって、これをシステム側が「補助」してはいけないと思います。左括弧を入れた瞬間に左右の括弧が入力されることにどれだけ意味があるでしょうか。プログラムを入力している場合など、こんな機能は邪魔者以外の何者でもありません。自分の思考がブロックされる気分です。余計なことは一切拒否するべきです。
ついでに言うと、オーツが Word を使いにくいと思うことの一つは、こういう余計なお節介が多いことです。「いらぬ節介、するが節介」というわけです。たとえば、「Enter」キーを押したら、改行すればいいのであって、改行後に前の行の先頭を参照して余計な番号をつけるなどということはしなくていいのです。
2015年11月27日
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