2015年07月29日

海冬レイジ(2009.11)『機巧少女は傷つかない1』(MF文庫)株式会社KADOKAWA

 オーツが読んだ本です。「機巧少女」には「マシンドール」というルビが振ってありました。
 これもライトノベルの1冊です。オーツは若い人に借りて読んでみました。
 以前読んだ田中ロミオの『人類は衰退しました1』
2015.7.12 http://o-tsu.seesaa.net/article/422213463.html
と同様の感想を持ちました。どちらかというと「くだらない」と思います。
 機巧少女というのは、人間のそれぞれが持っている人間等身大の人形のことです。人形というよりはロボットあるいはアンドロイドというべきでしょう。
 そういうものが、あるときは戦い、あるときは人間の話し相手を務めるというわけです。
 まあ、そういう話があること自体はいいのですが、そういうロボットは、たやすくは実現できないし、実現できてもかなり遙かな未来になりそうです。それを現在の環境下で描くとなると、どうしても不自然になります。いっそ遙かな未来のこととして純粋にSFにしてしまうのがいいと思うのですが、そうなると、未来の社会を描くというむずかしい(しかし大変興味深い)作業が必要になります。著者は、そのあたりを避けているように思えます。
 ところどころにイラスト(というよりはマンガ)が挿入され、マンガを読んできた若者が、その次の段階として手に取ることを想定しているようです。イラストを見て、これこれの感じの人形なのかと想定を設定します。ということは、文章の中にそういう描写が少なく、イラストに頼っているということです。そのあたりがオーツが「くだらない」と感じるところのように思えます。
 ライトノベルは、マンガの卒業者を相手に、本来のさまざまな文芸作品へとつなぐものという位置づけなのかもしれません。
 オーツはこういう話を自分から好んで読むことはなさそうです。
 若者の考え方などを知ろうとして目を通してみたということでした。しかし、読み終えるまでが何とも苦痛でした。


posted by オーツ at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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