2015年07月12日

田中ロミオ(2011.11)『人類は衰退しました1』(ガガガ文庫)小学館

 オーツが読んだ本です。
 ライトノベルというジャンルの小説です。ライトノベルというのがどんなものか、ちょっと経験してみたいと思って読んでみました。
 後書きには、「平成生まれの諸君は」という言い方が出てきますので、せいぜい大学生までの若い人が読むように想定されています。さらに「小中学生……いや、小中学生様に読まれたりすることもあるのでは?」という言い方もでてくるので、高校生くらいから上の年齢を対象にしていると考えてよさそうです。
 特徴としては、以下のようなことがありそうです。
(1) イラストが何ページかついており、マンガが意識されている。
(2) 会話が非常に多く、またその影響もあって改行がやたらに多く、全体にページが白っぽい。
(3) 物語の内容として、妖精が出てきたり、ペーパークラフトの怪獣(輪ゴムが動力??)が出てきたりで、非現実的である。
(4) SFなどとちがって、描かれる世界が科学的に緻密に考察・設計されているわけではなく、よくいえば風変わりな世界が展開しているが、悪くいえば思いつき程度のありえない世界が描かれている。

 オーツとしては、(著者には大変失礼な言い方ですが)全体として「くだらない」と思いました。こんなのを読んでもほとんど何も得るものはないし、想像を広げるものでもありません。高校生から大学生であれば、もっと別のジャンルで読むべきものがたくさんあるはずです。それを差し置いて読む価値をオーツは認めません。
 オーツは、1冊を読むのに苦労しました。読み続ける気力が途中でなくなりそうでした。
 こういう作品が娯楽として若い人に読まれているとすると、世界観(あるいは人生観)が非常に浅いものになってしまいそうで、若い人に対して害毒を流しているかのように感じます。


posted by オーツ at 04:31| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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