オーツがよくいくとある病院の話ですが、そこの病院の受付にいる係員たちは、普段から全員マスクを付けています。なぜそうしているのでしょうか。病院に来る人は多くの場合病気を抱えています。その中には空気感染をするものもあります。そこで、そういう人から病気をもらわないために、係の人がマスクを付けているのでしょうか。
オーツは普段マスクをすることはありません。大人になってからマスクをした記憶もありませんから、たぶん40〜50年くらいはマスクをしていないと思います。
オーツは、マスクというものは、ウィルスなどが通り抜けてしまうため、無意味であると信じています。
2014.12.28 http://o-tsu.seesaa.net/article/411334532.html
オーツが通っている歯科医院では、受付の担当者だけでなく、歯医者、歯科技工士など全員がマスクを着用しています。歯科医院では、患者の口からしぶきが飛び散ることも多そうなので、それを体内に取り込まないためにマスクが有効な面があるかもしれません。
さて、そんなわけでずっとマスクをしている人がいるわけですが、そういう人と話をすると、声が聞き取りにくいという別の問題が発生します。
マスクをしていることによって、物理的に、音声が少しブロックされるという面がありそうです。しかし、それに加えて、口が見えないということも影響しています。
第1に、我々は相手の口の動きを見て、それにしたがって音声を聞き分けることをしているのではないでしょうか。耳からの情報だけでなく、「目で音声を聞いている」面があると思います。マスクをしていると口の動きが全然見えないので、結果的に「聞き取りにくい」ということになります。
第2に、マスクをしていることによって、表情がわかりにくいということもあるようです。非言語行動の一種ですが、表情によってもさざまな意味が伝えられます。それによって、言葉で伝えられる情報が、文字通りの意味なのか、皮肉なのか、冗談なのか、区別ができます。マスクをするとその人の表情を一部隠すことになるので、このチャンネルが閉じられてしまうことになります。
というわけで、オーツはマスクをしている人と話をするのが苦手です。
病院も、歯科医院も、重要な話が交わされるところなので、できたらマスクを外して話をしてもらいたいと思います。
オーツがちょっと小耳にはさんだところでは、マスクをすることを礼儀だととらえている人もいるようです。しかし、オーツはそうではないと思います。
マスクは、顔のかなりの部分を隠すために、その人が誰かということを識別することもむずかしくなります。誰と話しているかという情報は、会話における最も重要な情報です。それがあやふやになるのはマイナスだと思います。この点については以前ブログに書いたことがありました。
2011.12.3 http://o-tsu.seesaa.net/article/238357222.html
2015年06月22日
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ただ、実はこの話題を前回拝見したときも思ったのですが、マスクは保温や保湿の効果がありますので、風邪予防の効果はありそうな気がします。効果がないとしても、寒い日に外を歩くとき体が中から冷えるのを多少とも防げますので、マスクの使用が無意味ということはないように私は思います。
また、同じマスクを2〜3日使って町中を歩くと薄汚れてくるので、空中浮遊物の吸入を防いでくれていることも確かです。浮遊物の何割がブロックされているかは不明ですが…。
コメント、ありがとうございます。
実は、おっしゃるとおり、マスクには保湿・保温の効果があることは事実です。マスクは、むしろ、そのために着けるものと考えるべきでしょう。
あとは、そのような効果をどれくらいに見積もるかという問題です。
鼻毛が生えていることだって、保湿・保温の効果(それに異物を体内に取り込まない効果)があるわけですが、どのくらいの効果があるのでしょう。
このあたりから主観的な話になりますが、オーツは、ほとんど効果なしと考えています。着用したマスクが汚れることから、空中浮遊物のブロック効果があることは事実ですが、その効果(比率)は、たぶん、何割ということはなく、数%くらいではないかと思います。
人間は(地球上の生物は全部そうですが)きわめて長い進化の歴史の上に現在があります。この地球上の環境に適応してきたわけです。マスクの発明とその使用は、(よく知りませんが)たかだか数百年程度のものでしょう。そんなのは使わなくたって、人間には適応能力があると信じています。
マスクを使っている人に「使うな」とまでは主張しませんので、どうぞ、信念に従ってお使いください。
オーツはマスクを使わない主義なのですが、家庭の中に「着けるように」とうるさい人が一人います。そういうことを他人に押しつけないでほしいと思います。
私は花粉症対策と防寒のためにマスクを使っています。また、このところ図書館で古い本を見る機会が多かったのですが、ホコリアレルギー防止にも効果があります。図書館の司書にマスクを付けている人が複数いるのですが、おそらく同じ目的ではないかと思います。
もっとも、私の身近にもマスク装着を嫌う人が多少います。そのうち1人は装着感がいやだと言っていました。1人は高齢者で、理由を尋ねてもマスクはいやだとしか言いません。
再度のコメント、ありがとうございます。
ホコリの場合は、マスクの効果があると思います。ホコリは(ウィルスや細菌と比べて)はるかに大きいですからね。
図書館の司書さんがマスクを着けているかどうか、オーツは若干観察不足ですが、オーツの周辺ではマスク着用者はあまりいないようです。
マスクの装着感は、たしかに嫌みです。特に、寒い時期ではメガネのレンズに呼気があたり、レンズが曇ってしまうのが一番嫌いなことです。
花粉症対策にもマスクは効果があると思います。
その時期になると、皆さん苦労なさっていますね。