あるとき、オーツは都営大江戸線に乗りました。そのときは、たまたま読むべき本を持っていませんでした。普段なら、何か読むものを持ち歩いているものですが、ちょうど1冊を読み終わってしまったところだったのです。
ロングシートに座って、あたりを見渡しました。ふと気がつくと、車内に中吊り広告がありません。それだけでなく、広告が一切ありません。車内のあちこちが白いスペースになっています。
こんなこともあるのですね。
普段は気がつかないのですが、電車の中の広告スペースとはずいぶん広いものです。
広告がないと、手元で読むものがないときに見るものがなく、手持ちぶさたになってしまいます。
ふと向かい側のシートを見ると、若い目元美人がすわっていました。二重まぶたは整形の結果でしょうか。つけまつげが映えます。スマホを熱心にいじっています。たまに目を上げてあちこちきょろきょろします。そのときの目が可愛いと思いました。
大きなマスクをしているので、口元が見えないのが残念でした。しかし、きっと美人だろうと思いました。目だけできらきらしたオーラを出しているのですから。
ちょっと観察してみると、目元美人はネイルもしっかり手入れしています。ミニスカートがスリムな体型に似合います。ヒールの高いサンダルを履いています。これまた若い女性らしさがあふれています。
美人はマスクをしないでほしいものです。眼福がなくなります。
こうして、オーツは車内で広告なしでもあまり暇をもてあまさずに済みました。
2015年05月26日
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