2015年05月18日

京都四条通で車道を半減

 オーツは、直接的には日経新聞で読みました。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO86089460U5A420C1000000/
(2015/5/15 12:00)
 京都の四条通で工事が行われ、車道が往復4車線から2車線に変更され、その分、歩道が広がるという話です。これによって、歩行者が2割増えると見込まれるそうなので、各種のお店などは売り上げ増が期待できるでしょう。一方、クルマがこの区間を通過する時間は1割増程度で済むということなので、みんなが喜ぶ話のようにも見えます。
 何かを変えれば、プラス面もある一方ではマイナス面もあるわけで、全部がプラスということはあり得ません。
 では、マイナス面(負担)がどこに現れるのでしょうか。記事中では、このあたりが全然記述されていないので、わかりません。
 オーツが勝手な予想を書いてみます。
 クルマがバスを追い越せなくなるので、この区間の通過時間が延びます。「クルマがこの区間を通過する時間は1割増程度で済む」というのは、シミュレーションではそうかもしれませんが、心理的にはもっとずっと長く感じるでしょう。ドライバーはいらいらするものです。
 カーナビなどの案内路線を変更して、四条通をあまりクルマが通らないようにするという話もあります。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO85847490Y5A410C1LDA000/
(2015/4/18 12:14)
 ということは、京都市内を東西方向に移動するクルマは四条通以外の道路に押し出されるわけで、他の道路が混雑するわけです。
 次に、片道2車線あれば、歩道側の車線に一時停車してもクルマの流れが妨げられませんから、トラックなどの荷物の積み卸し、タクシーなどの乗降車など、おもてには見えない利便性があります。これがなくなりますので、(京都市は別の手当をするといっていますが)商店街など、けっこう大変かもしれません。商品の搬出入に時間がかかったり、客がタクシー乗り場まで(荷物を持って)歩いていく距離が長くなったりするので、客がいやがるかもしれません。
 この工事によって、四条通はクルマで行きにくい商店街になるというわけです。
 オーツだったら、こんなところで買うよりも郊外型のショッピングセンターにマイカーで買い物に行くほうを選びますけれどね。少しくらい遠くても、大きな駐車場がついているショッピングモールのほうが結局楽に買い物ができます。これが生活者の視点ではないでしょうか。
 観光客はクルマで移動するよりも徒歩が多そうですから、お店がさらに観光客向けになるという変化が起きそうです。四条通では、買物をする人の中で、観光客と生活者はどれくらいの比率なのでしょうか。けっこう生活者が多いように思うのですが、どうなんでしょうね。
 京都市は、この工事に29億円をかけるそうですが、この変更によって生活者に不便になり、商店街が寂れたりしたら、踏んだり蹴ったりになります。さて、四条通は観光客を集めるだけの魅力があるでしょうか。
 オーツは、29億円が無駄金にならないことを願っています。

 この話は、ずっと前から計画されていたもののようです。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO67950460Y4A300C1LDB000/
(2014/3/8 18:41)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASJB24H1C_U4A920C1LDA000/
(2014/9/25 1:20)
などの記事が書かれています。
posted by オーツ at 02:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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