2015年02月25日

大学は中学生レベルのことを教えてもいい

 withnews(http://withnews.jp/) というのは、朝日新聞社が提供しているニュースサイトのようです。
 2月21日に、ここに驚きの記事が掲載されました。「講義は中学レベル、入試は同意で合格 “仰天”大学に文科省ダメ出し」というものです。
http://withnews.jp/article/f0150221001qq000000000000000G0010401qq000011552A
 このニュースは、Yahoo! ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150221-00000001-withnews-soci
や、livedoor ニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/9809257/
にも転載されましたから、目にした人も多かったのではないでしょうか。
 記事中では、「基礎数学」の講義で、割合(百分率)や小数、四捨五入とは何かから教え始めるということが書いてありました。
 オーツが驚いたのは、こんなのは当たり前なのに、「こうした実態について文科省の調査は「大学教育水準とは見受けられない」と指摘しており、改善を求めています。」とあることでした。
 オーツが40年以上前に受けた大学の数学の授業(ただし教養課程の文系)でも、小数とは何かが講義されました。デデキントの定理も大学に入ってからはじめて知りました。小数を用いた計算は、それ以前に(いつぐらいからだったかは忘れましたが)行っていましたが、小数とは何かは、大学に入ってからやっときちんと教わったように思います。小数だけでなく、いくつかの基礎的な概念を根本に立ち戻って扱ってくれたように記憶しています。いや、思い出せば、高校の数学でも、小数について扱ったことがありました。何回か、基本に立ち戻るような話を聞いているのですね。
 また、最近、オーツが大学生(ただし文系)と話していて気が付くことですが、彼(女)らがパーセンテージを理解していないことはザラです。こんなことでは、就職してからデータ分析など恐くて任せられません。機会があれば、オーツはパーセンテージをきちんと話してやったりします。
 そうそう、そういえば、某大学院の国文学専攻の授業で、中学生向けの文法の副読本を教科書にしていた例も知っています。
 というわけで、別に中学生向けの内容を大学で教えることは、悪いことでも何でもありません。卑下する必要はないし、当然のことです。
 文科省の役人は、大学の講義内容をどうやって確認したのでしょうか。シラバスを見ただけではないかと思われるのですが、シラバスでは細かいところまでは書かれていないものです。実際、その授業を担当した教員(さらには受講した学生)に講義内容を確認したのでしょうか。そういうことをせずに、シラバスだけ見て「大学教育水準とは見受けられない」と判断するのはおかしいと思います。
 次に、仮に講義内容が文字通り中学生レベルだったとして、それのどこが悪いのでしょうか。学生のレベルが大学生に達していない場合、レベルを下げるしかないし、そうなれば、中学生に教えるような内容を大学生に教えるようなことになったとしても、一概にダメとはいえないと思います。
 だんだん少子化も進んできている一方で、大学進学率が高まらないので、大学は受験生集めに苦労しています。Fラン
2010.5.25 http://o-tsu.seesaa.net/article/151020646.html
などといわれるようになったら、なりふり構わず学生集めをしなければならないでしょう。そんな大学では、講義内容のレベルは下がるところまで下げざるを得ないと思います。中学生レベルの内容を教えるべきではないという主張は、Fラン大学を廃校にするべきだという議論と一緒です。オーツは、Fラン大学でも存在価値があると考えていますので、廃校案には反対です。つまり、大学生に中学生レベルの授業をすることも許容する考え方をします。

参考記事:
http://imnstir.blogspot.jp/2015/02/blog-post_21.html
posted by オーツ at 03:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック