2015年02月05日

「イスラーム国」は日本の支援が「非軍事的」であることを明確に認識している

 オーツは、今回のイスラム国の事件に怒りを覚えます。これについては、一言で簡単に感想を言えることではないとも思っています。
 さて、今回のテロ事件に関して、安倍総理の中東歴訪およびそこでの演説が問題だったとする話が流れています。特に、安倍総理が1月17日のエジプトでの演説で、「イスラム国」と戦う周辺諸国への経済援助に言及した際に、この援助が「非軍事的である」ことが明確だったかという問題も提起されています。
 これについて、「イスラーム国」は日本の支援が「非軍事的」であることを明確に認識していることを指摘したブログ記事がありました。
http://chutoislam.blog.fc2.com/blog-entry-270.html
何と、1月20日の第1回目の脅迫の動画ではっきりわかるというのです。
 以下、一部を引用します。
 きちんと脅迫ビデオを見れば、アラビア語と英語がある程度できれば、問題は簡単過ぎるほど簡単に解ける。最初の10数秒で答えは出てしまうのである。「イスラーム国」自身が、日本の2億ドル援助は「非軍事的」であると認めている。認めた上で「であるがゆえに、ジハードの対象とする」と主張しているのである。日本が軍事的になったからイスラーム国に狙われた、とする議論は、根拠がないことがわかる。非軍事であってもジハードの対象とする、というのが今回の脅迫の趣旨なのだ。

 オーツは、これを読んで衝撃を受けました。
 この記事の内容に衝撃を受けたわけではありません。
 なぜマスコミはこんな重要なことを伝えていないのかということを考えたからです。
 今の日本で、今回の事件に関していろいろな責任論が言われています。議論をするのはけっこうですが、その前に、きちんと事実を押さえた上で議論をしないと、議論が空回りします。
 そういったときに、マスコミは、イスラム国の主張を伝えるだけでなく、上記のブログ記事のようなことを伝えるのは当然ではないでしょうか。
 オーツは、NHK のテレビで、黒覆面の男が二人の人質の横でナイフを振りかざして演説する姿を何回も見ました。しかし、本質の一部は、その前の部分にあったわけです。そこが放送されることはありませんでした。脅迫の動画そのものをネットで見るべきだったかもしれません。しかし、アラビア語の知識がない人間が見ても、得るところは少なかったかもしれません。まさにマスコミこそ、そういう部分を報道するべきではないでしょうか。
 こういうブログ記事を通じて、今や、マスコミの力は弱くなる一方であり、ネット(実際にはそこにいるさまざまな個人の集合)がマスコミを越えてしまうようになったことがわかります。
 オーツは、紙の新聞を定期購読することを止めてしまいましたが、
2012.5.31 http://o-tsu.seesaa.net/article/272722396.html
それでよかったと思っています。
 こうして、マスコミが存在意義を失いながら衰退していくのでしょうか。
posted by オーツ at 06:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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