2014年12月02日

私大の定員超過抑制へ

 オーツは朝日新聞で読みました。
http://digital.asahi.com/articles/ASGCV3QBBGCVUTIL00D.html
 大都市圏の私立大学は、学生の定員よりも多めに入学者をとっていて、そのために地方大学は、入学者が減っていて、定員割れが起こっているという話です。
 この記事では、大都市圏の私大に学生が集中する傾向があり、今後は、入学者が定員を大幅に超えるようになると、助成金を減らすことを考えているそうです。
 まあ、助成金をエサにして、私学が助成金なしで運営できないようにして、これこれしたら助成金を減らすぞと脅すという、まことにわかりやすい話です。こうして、全国の大学に対して文部科学省のお役人が支配力を強めるわけです。
 問題は、こうして文部科学省が口出しすることが、本当に全国の大学にとってプラスになるのかということです。文科省はそこまで考えていないようです。
 今、日本では少子化が進行して、受験生の数が減り始めています。つまり、大都市圏の大学が学生を取り過ぎていることが問題なのではなく、地方の大学に学生が向かわないことが問題なのです。
 では、どうしたらいいか。オーツには名案があるわけではありません。
 一つには、若年層の人口が少なくなる傾向は当然ですから、大学がいくつかつぶれて全体として縮小して、それでちょうどいい体制ができるのかもしれません。つぶれるとしたら、定員割れを起こしている大学になりそうです。授業料収入が減って、経営が苦しいはずですから。
 都会の大学の入学者を減らす(そして半強制的に地方に振り向ける)政策を採用すると、大学は入りにくい存在になり、同時に大学に魅力がなくなっていくでしょう。地方の大学は、不本意入学をした学生であふれることになるでしょう。こうして、地方の大学を救おうとすると、日本の大学全体の魅力がなくなっていく可能性が高いと思います。
 地方の大学としても、つぶれる瀬戸際だとすれば、相当大胆な「改革」も受け入れざるを得ないと思います。そういう「改革」でさまざまな大学が生まれ、お互いに切磋琢磨していくようになり、結果的にそれぞれの性格の異なる多様な大学が共存するようになるのが望ましいのではないでしょうかねえ。
posted by オーツ at 05:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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