2014年09月28日

橘玲(2014.6)『バカが多いのには理由がある』集英社

 オーツが読んだ本です。『不愉快なことには理由がある』
2013.4.30 http://o-tsu.seesaa.net/article/357882772.html
の続編のような感じで、週刊プレイボーイの連載をまとめたものです。
 POLITICS 政治、ECONOMY 経済、SOCIETY 社会、PSYCHOLOGY 心理 の四つの部分に分けられ、読みやすく編集されています。
 最近の日本の事件などに関する橘氏のものの見方は、なかなかおもしろいと思います。世の中がよくわかっている人だという印象を持ちます。本書を読んでいくと、新しい観点が提示されるような気分になります。
 オーツが一番おもしろいと思ったのは、EPILOGUE で、フェアトレードが貧しい人をより貧しくしている例があるという話と、アフリカでは手足を切断することが、人道援助を受けることを通じて、ビジネスになっているという話でした。
 他にも、公務員の仕事の仕方がブラックだから、ブラック企業を指導できるはずがないという話や、日本の経済政策にはおかしなことが多く、貧乏くじを引くのはいつもまっとうに生きている多数派になっているという話など、なるほどと思えるような話がたくさん出てきます。しかし、元が2ページくらいの短い記事の集合体であるため、個々の論考に深みが不足するきらいがあります。まあ、本書は気軽に読み流すのがいいのかもしれません。


ラベル:橘玲
posted by オーツ at 04:08| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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