2014年09月06日

インド旅行(4)デリーからジャイプールまでのクルマでの移動

 先日も書きましたが、
2014.9.4 http://o-tsu.seesaa.net/article/404742414.html
インドの道路交通事情は、オーツの場合は短期間の旅行でみた限りですが、とてもおもしろいと思います。
 そんなわけで、インド旅行2日目に経験したことを、さらに書いておきます。
 2日目は、クルマでデリーからジャイプールに向かいました。5時間くらいのドライブです。
 デリー市内は相変わらずの渋滞とその中のすり抜けが連続します。
 交差点のいくつかはヨーロッパ流のラウンドアバウトになっていました。交差点中央に円形のスペースがあって、何本かの道路がそこに接続されている形です。信号機はありません。むしろ信号機をなくしてスムーズな走行を可能にするためにラウンドアバウトがあると考えるべきでしょう。こういうところは、回って走っているほうが優先のはずですが、インドでは、そんなことはありません。走れる場合はドンドン走るのが当然です。ということは、オーツたちのクルマ(ラウンドアバウトから左折しつつ道路に出て行く)の直前を左から右に抜けていく(道路からラウンドアバウトに入ってくる)クルマがあるということなのです。てんでんばらばらのクルマの動きです。いかにもぶつかりそうです。例によってさまざまなスピードのクルマ(自転車を含む)が混在しているわけです。よくぶつからないものだと感心します。
 デリー市内は、CNG(天然ガス)で走る3輪タクシーがたくさん走っています。ガイドさんによれば、メーター式ではなく、事前の料金交渉が必要なので、外国人には敷居が高いとのことです。
 道路の標識は、ヒンディー語、英語、パンジャビー語、アラビア語で書かれていました。インドが多言語社会であることを痛感します。
 ふと、通学する子供たちを乗せたクルマを発見しました。乗用車タイプのクルマなのですが、運転手以外に16人の子供を乗せていました。すごい! 1列4人で向かい合わせに座り、それが前後に2組ありました。違法改造なのでしょうか。それとも、こういうクルマが正式に認可されているのでしょうか。
 クルマが普通に走って行くと、道路中央をゆっくり歩く牛が! ガイドさんによれば、野良牛だそうです。飼い主がいないわけです。しかし、インドでは牛は神様なので、牛に餌をやることは人々が功徳を積むことになるという話で、したがって野良牛が存在することになります。こんなのが路上に突然現れるのですから、クルマの運転はいよいよむずかしくなります。オーツたちが乗ったクルマのドライバーは、何事もないかのようにスイスイと走っていくのでした。

 さて、デリー市内から郊外に出ると、道路が混雑するということはなくなります。
 オーツたちが乗ったクルマは、舗装された道路を時速100キロくらいで走っていきました。片道2〜3車線です。ゆっくり走るクルマ(トラックが多い)を左右にかわしながら突っ走ることになります。すごい迫力です。遅いクルマが並んで走っていると、追い越しができません。そんなときは車間距離をぐんぐん詰めていきます。オーツの感覚では、あわや衝突するくらいに近づきます。そこでブレーキをかけクラクションを鳴らします。郊外を走るときはこんな走り方になるのですね。これは、遊園地の絶叫マシン並みのスリルだなと思います。しかし、遊園地とちがって安全が確保されているわけではないのですから、いざぶつかったら大変です。オーツは、シートベルトをしっかり締めるようにしていました。
 でも、気がつけば、周りのクルマもそんな走り方をしているのです。これがインド流の乗用車の普通の走り方ということになります。
 そういえば、道路に速度制限のマークがありません。日本だったら、あちこちに制限速度が明示されていますが、インドではそんなことはほとんどないようです。ごくまれに見かけることがあったくらいでした。
 オーツたちが乗ったクルマは、一度、路肩を使って、左側からトラックを追い越しました。が、路肩の前方数十メートルには障害物があり、路肩が切れていたのです。追い越しをあきらめて路肩からトラックの後ろに戻るのかと思いました。ところが、オーツたちのクルマは、スピードを上げて、右側のトラックを追い越し、その前に滑り込みました。どうみてもトラックとぶつかりそうでした。たぶん、トラックは急ブレーキを踏んだことでしょう。
 一般道を時速100キロで走りながら、こんなことをするのですから、客を乗せているクルマの走り方とは思えません。事故にならなければいいのでしょうか。
 そういう時速100キロで走るクルマを追い越していく二人乗りのオートバイがあります。130キロくらいは出しているのではなかろうかと思います。二人ともヘルメットをかぶっていません。う〜ん。
 ふと気がつくと、オーツたちのクルマのドライバーもシートベルトをしていないではないですか。
 そして、なんと、正面から逆走してくるクルマが! 何じゃ、これは!
 道路では、中央分離帯が切れているところがあり、そこを利用してクルマがUターンできるようになっています。そんなことも関係するのでしょうか、一部逆走してから、道路に出入りするケースもあるわけです。逆走車は何台も見かけました。(オーツたちのクルマも1回逆走しました。)
 郊外というよりも田舎の道なので、トラクターが何かを引っ張ってゆっくり走っているケースもずいぶん多いですし、大型トラックもかなり走っています。道路脇には歩いている人もいるし、お店などもあって、クルマが出入りします。そんなところからクルマが道路に出るときは、どうしても徐行せざるを得ません。つまり、ときおり極端に遅いクルマがあるということです。こんな道路を時速100キロで飛ばすのです。いやはや、いやはや。
 オーツが見かけたのですが、ワンボックスカーの形のクルマで、バンパーに足をかけて、車体の後ろにつかまって乗っている人が3人いました。見ると、クルマの中には、さらにたくさんの人がいます。大人が10人くらい乗っていたでしょうか。マイクロバスではありません。バン程度の大きさのクルマでした。
 突然、オーツたちのクルマのドライバーがブレーキを踏みました。片道3車線の真ん中の車線に、赤い三角コーンがポンと置いてあったのです。何ごとかと思いましたが、一番左の1車線をふさいで、工事車が工事をしていたのでした。何かの拍子に工事車の一部が真ん中の車線まではみ出すことがあると考えてのことでしょう。それにしても、コーン1個では、見落とすかもしれません。もう少し目立たせるべきかと思います。日本では、かなり手前からコーンを並べ、左側から少しずつ車線を減らすようにしています。インドではそんなケースを見たことがありません。
 あ、ラクダが荷物を積んで道路を歩いています。道路の端を自転車が走っています。かと思うと、人が勝手に道路を横断します。片道3車線ですよ。クルマが100キロで流れているのですよ。中央分離帯は休憩所ではありませんよ。
 走っていく途中で、工事中の場所で事故渋滞が発生していました。オーツたちのクルマは、並んでいるクルマを尻目に、左端の路肩を走りました。オートバイがかろうじて走れるようなところです。土煙を上げながら、クルマの左側の車輪はダートの上を、右側は舗装道路の上を走るような形でした。100メートルくらい走って、トラックとトラックの間に割り込みました。ふう。
 あれやこれやを経験しつつ、クルマが走っていくと、料金所がありました。えっ! オーツは、ずっと一般道を走っていると思ったのですが、料金所があるということは、高速道路のようです。これが高速道路ですか。う〜ん、信じがたいです。いや、「高速道路」の概念が日本とは違うのでしょうね。
 同行者の中には、クルマの中で眠っている人もいましたが、眠っていると、こんな道路事情を目にすることもないわけで、平和で安穏な時間が過ごせます。しかし、日本でクルマを運転することもあるオーツとしては、眠らずに起きている方がずっとおもしろいと思います。
posted by オーツ at 04:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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