2014年06月01日

NHK放送技術研究所・技研公開 2014

 毎年、この時期になると、NHK放送技術研究所が「技研公開」ということで、無料で研究内容を説明・展示してくれます。
 このブログでも記事にしたことがあります。
2011.5.26 http://o-tsu.seesaa.net/article/204527235.html
 記事にしなくても、昨年も行ってみました。
 今年も「技研公開 2014」
http://www.nhk.or.jp/strl/open2014/
ということで、開催されました。
 今年は、あちこちで8Kスーパーハイビジョンのオンパレードでした。関連技術が集中的に研究されている感じでした。8Kスーパーハイビジョンは、確かにきれいな画面だし、音声も迫力があるし、テレビの未来を見るような感じでした。講堂では、とても大きなスクリーンを使ってオペラ「リゴレット」の一部が上映されていました。
 でも、こういうテレビが家庭に普及するでしょうか。
 モノクロテレビがカラーテレビになったときはインパクトがありました。ブラウン管テレビが(液晶やPDPの)大画面薄型テレビになったときも気持ちが高ぶりました。しかし、画面が高精細になったからといって、そんなに違ったものには感じられません。60型程度の小さなテレビでは、フルハイビジョンと8Kの差なんてわからないかもしれません。
 大画面テレビは、まるで映画館やコンサートホールにいるような感じになりますが、普通の住宅にそんな壁一杯の大きさのテレビなんて設置できるとも思えません。家庭とは違った場所でなら普及するかもしれません。
 新しい規格が導入されれば、撮影現場から家庭まで新しい規格に対応した機器を用意しなければなりません。それには相当なお金がかかりそうです。オーツの感覚では、普通のハイビジョン(フルハイビジョン=2K)で十分なようにも思います。
 研究としては、もちろん8Kのテレビも意味があると思いますし、こういう研究をしているから、その成果が普段の放送に活かされるということもあるでしょう。しかし、そのことと、これからこれが普及するというのとは、若干異なるように感じたのでした。
 なお、ポスター展示では「ニュース特有表現の外国人理解度について〜最適な「やさしい」日本語のニュースに向けて〜」というのがありました。まるで文科系の人が扱いそうな研究テーマです。こういうテーマを理系の技研が研究しているところがおもしろいと思いました。うかうかしていると、文科系の人たちが研究するべきテーマが奪われてしまうかもしれません。
posted by オーツ at 03:49| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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