http://www.hanafubuki.co.jp/
でした。
ここは、まさに森の中にある旅館で、宿泊棟や浴場などが森の中に点在する形になっています。とてもおもしろい作りです。別荘感覚です。
温泉は七つあります。露天風呂も内湯もあります。男女別の大浴場はありません。みんなこぢんまりとした風呂です。源泉掛け流しで、ちょっと熱めです。宿の人によると、45℃くらいあるとのことです。すべての温泉は、24時間入れる貸切風呂形式で、中から鍵をかけると入り口のランプがともり、使用中であることがわかるようになっています。夫婦で一緒に風呂に入るのは、なかなか機会がないのですが、ここではそれが当然ということになります。
いくつかの温泉に入りましたが、「黒文字湯」が、一つの湯で露天風呂も内湯も楽しめるので、一番よかったように思いました。
夕食は、宿泊棟とは別の「料理茶屋・花座敷」で食べました。テーブルが低めで、ちょっと座りにくかったです。
オーツたちは、少し軽めのフルコース「山桜」(やまざくら)にしました。
http://www.hanafubuki.co.jp/ryouri/index.html
メニューの詳細は以下の通りです。
先付 嶺岡豆腐(牛乳豆腐)
向付 金目鯛の桜葉締めと地魚の刺身2種
吸物 桜花、はんば海苔
籠ずし 柿の葉寿し
煮物 あおり烏賊と豆腐の湯葉茶巾
うすい豌豆のすり流し
わらび 花弁百合根
一の重 花見串(桜麩、筍とのびる真薯、蛸の桜煮)
沢蕗の加減酢ゼリー掛け
助子水晶寄せ
白身魚と海老のすり身の玉子焼き
二の重 揚げ物(海老真薯、長命草、明日葉の天麩羅)
桜おこわ
黒文字漬
菓子 完熟梅ゼリー
意外だったのは、柿の葉寿しでした。立派な容器(編んだカゴ)に入って出てきたのですが、5cm×1.5cm×1.5cm くらいの寿司が柿の葉に包まれて1個だけ入っていました。一口サイズでした。
しかし、全部を食べるとけっこう満腹になります。「山桜」は一番軽めのコースのはずですが、それでもかなりのものが出ます。
オーツは、生ビールと日本酒の小瓶(300ml)を飲み、いい気分になりました。
朝食は、二人とも伊豆干物膳を選びました。
オーツが「鯵の一夜干しとえぼ鯛」、妻が「甘鯛の一夜干し」を選択し、魚をそれぞれ分け合って半分ずつ食べました。
他に、以下のようなものが出てきました。
手作り天然ジュース(紫蘇のジュース)
ご飯
汁物 合わせ味噌、明日葉、椎茸
小鉢 本三つ葉入りだし巻き玉子
煮物 帆立と海老入り飛龍頭
香物 山葵茄子 胡瓜糠漬 紀州五代梅
水物
紫蘇のジュースは、薄いピンクの色合いで、紫蘇の微妙な香りがして、おいしかったですね。
味噌汁は椎茸がたくさん入っていました。
漬け物もおいしかったです。
水物は、果物のことかと思っていたら、そうではなく、ところてんのようなものでした。
しっかり食べて、満足しました。
宿泊は洋室のツインで、一人あたり 13,500 円、夕食は 6,480 円、朝食は 2,160 円、合計で 22,140 円です。妥当な金額でしょう。ゆっくりできました。