オーツはパソコンを使っているとき、その大部分の時間でエディタを使っています。またメールソフトで受信したメールを読む時間も長い方かと思います。というわけで、他の人と話をするとき、エディタ画面で見える話をしてしまうことがあります。でも、他の人は違ったものを見ていることがあります。
先日、ブラウザで検索窓に入れる半角の「*」の話をしていたときです。どうも、オーツの場合と話が食い違うことに気がつきました。
オーツにとっては、半角の「*」は上下の位置でいうとほぼ真ん中で、ごくわずかに上に偏ったところに位置します。「□*□」(二つの全角の「四角」記号に挟まれた半角のアステリスク)を示してみるとよくわかります。今もエディタで見るとそう見えます。
ところが、ブラウザの検索窓に検索語を入れるときは、「*」がかなり上に偏っていて、いわゆる「上付き」の状態になります。オーツはそのことに思いが及びませんでした。エディタ画面を見慣れているので、真ん中だとばかり思っていたのです。
もちろん、それぞれのソフトの表示フォントによって見え方は異なります。オーツのエディタでは、「FixedSys」という等幅フォントを使っています。
ところが、ブラウザの検索窓で入力する文字は、どんなフォントで表示されるかというと、「MS Pゴシック」のようです。
Google Chrome 32.0.1700.107 では「設定」の「ウェブ コンテンツ」の「フォントをカスタマイズ...」のところをクリックすると、標準フォントが「MS Pゴシック」と表示されます。
インターネットエクスプローラー 11.0.9600.16518 では、「インターネット オプション」の「全般」タブの「デザイン」欄の「フォント」を見ると「Web ページ フォント」欄が「MS PGothic」、「テキスト形式フォント」欄が「MS Gothic」になっています。たぶん、後者のフォントが検索窓で使われるのでしょう。
Mozilla Firefox 27.0.1 では「オプション」の「オプション」を見ると「MS Pゴシック」と表示されます。
これらの設定はオーツの場合であり、他の人はそれぞれ違った設定をしている可能性があります。オーツはフォントにこだわらないので、買ったときのままいじっていないと思います。ということは、世の中の大部分の人は、ブラウザの検索窓に入れる文字のフォントは「MS Pゴシック」であり、オーツのエディタの「FixedSys」とは違ったイメージで見ていることになります。道理で話が食い違ってしまったわけです。
オーツも、ブラウザの検索窓をよく見ていれば、エディタ画面での表示と異なっていることに気がついたはずですが、検索窓に文字を入れていくときは、何を検索するかという内容面に注意が集中していますので、フォントが違っているなんてことは、まったく気がついていませんでした。
ちなみに、オーツが使っているメールソフトの表示フォントは「MS ゴシック」でした。
ウェブ中の記事は、それぞれの文書で(HTML で)フォントを指定している場合が普通ですから、そのフォントで表示されます。
このブログでも、見ている人ごとのパソコンの(正確に言えばブラウザの)設定によって、見え方が異なるはずです。
いやはや、見えていても見えないことがあるものですね。
余談ながら、エディタで表示しているファイルをプリンタで印刷するときは、印刷用フォントを指定して印刷することになります。画面表示とプリント結果は、こうして微妙にずれたものになります。
2014年02月21日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック