2014年02月10日

森川友義(2012.7)『早稲田の恋愛学入門』東京書店

 オーツが読んだ本です。「「恋ゴコロ」のすべてがわかる」という副題が(主題の前に)付いています。
 早稲田大学で実際に行われている授業「恋愛学入門」の内容を本にまとめたものだそうです。読んでみると確かに「学」と言える内容です。
 オーツは、この本を読んで、いくつか感じたことがありました。
 第1に、この本に書いてあることは、信用できるということです。オーツの個人的経験(といっても、恋愛経験ではなく、周りの人の経験ですが)を振り返ってみると、この本に書かれているようなことをいろいろ感じてきました。恋愛均衡説(pp.152-167)(男女間で魅力度は均衡している)などは、その典型的な例の一つです。
 第2に、そうはいっても、驚くような知見がいくつも盛り込まれています。オーツが知らなかったようなことも書いてあるということです。可能ならば、結婚する前に(オーツが学生のころに?)こういう本を読んでおきたかったということです。自分の恋愛を冷静に振り返ることができたかもしれません。
 例によって、オーツが読んでおもしろかったことをいくつか書いておきます。この本のごく一部ではありますが。
 p.172 男性の恋愛偏差値を測定しようということで、身長、お小遣い、服装、……などが挙げられているのですが、ここに意外なポイントが一つありました。「歯の矯正」です。育ちのシンボルだというのです。う〜ん。ホントに驚きました。
 p.192 「「素敵な人がいない」のはなぜ?」というセクションですが、これは、オーツの経験とも合致します。過去40年以上、いろいろな人を見てきましたが、「素敵な出会い」は本当に少ないと思います。ごくまれに、そういう出会いもあるのですが、そういう場合は、たいていその人にはすでに決まった相手がいるものです。本書では、なぜそういうことになるのか、数字を挙げながら説明しており、自分の経験を見透かされているかのような感じを受けました。
 p.202 「相思相愛」を定義しています。単純に考えると、AさんとBさんがいて、相思相愛だというのはAさんがBさんのことが好きで、BさんがAさんのことが好きな状態のことだと思いがちです。しかし、そうではありません。それは片思いが二つあるだけだと喝破します。そして、相思相愛というのは、そのようにお互いが好きだということだけではなくて、お互いが好きだということをお互いが知っている状態のことだというわけです。これはすっきりした定義でした。
 p.207 失恋は大事だということが出てきます。その通りです。特に若いうちに失恋を経験しておくことは、何物にも代えがたい人生の重要経験だと思います。
 ほんのいくつかのポイントについてピックアップしただけですが、こういうおもしろい話がずうっと続いていきます。是非、若い人に読んでほしい(というか、この本でなくても、こういう見方を知っておいてもらいたい)と思いました。
 オーツの場合は、子供が二人とも結婚しましたから、こういう話はもう必要性が高くなくなりましたが、孫が次々と生まれていますから、約20年して孫たちが若者になったころ、こんな話ができたらいいなと思いました。いや、そこまで命が長らえるか、何ともわかりませんし、そのころには、こういう本の内容を覚えているかどうかも怪しいものですが。


ラベル:森川友義 恋愛学
posted by オーツ at 05:03| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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