2013年11月27日

西岡力(2007.6)『よくわかる慰安婦問題』草思社

 オーツが読んだ本です。
 221 ページほどのコンパクトな本ですが、従軍慰安婦問題の発端から経緯、そして(2007 年現在までの)状況を明確に書いています。
 専門家レベルでは「強制連行は証明されない」ことでほぼ決着しているはずの慰安婦問題ですが、政治的決着は別です。何とも不思議な経過をたどって、日韓の重要問題にまでなっています。
 そもそも著者は「強制連行があった」と考えて取材を始め、そんなことはなかったという結論に至っています。著者が何を調べ、それぞれの「事実」をどのように考えるかについては、本書中にはっきり書かれていますので、通読すると、著者の視点で、慰安婦問題の概略を把握することができます。
 この本に書いてあることは全般に妥当であると思います。
 日本の外交は、なぜこんな失態を演じてしまったのでしょうか。そのあたりは本書では語られていません。
 慰安婦問題をこんなふうにしてしまった側の主張も読んでみたいと思いました。河野洋平氏や福島瑞穂氏、朝日新聞社は、本書が論述していることに対して、以前は何をどう考えていたのか、今はどう考えているのか、語ってほしいものです。
 何はともあれ、慰安婦問題に関心がある人なら、一読する価値はあると思います。


ラベル:西岡力 慰安婦
posted by オーツ at 04:42| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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