キャノンのレーザープリンタのシリーズでは、プリンタドライバとして、安い機種用の CAPT(あるいは CARPS2)というのと、高級機種用の LIPS LX と LIPS Xがあります。
プリンタドライバというよりも、PDL(Page Description Language)と言ったほうがいいかもしれません。
オーツは、自作プログラムでプリンタイメージを作成し、それを DOS(Windows になってからはコマンドプロンプト)の copy コマンドを使ってプリンタに送り出してグラフを書いています。
この使い方でもう20年以上使ってきたので、今さら変えるわけにもいかず、LIPS と心中するつもりでいます。死ぬまで LIPS を使うという意味です。
というわけで、安いプリンタに搭載されている CAPT や CARPS2 ではグラフが書けないので、LIPS にするしかありません。
さて、そこで LIPS LX と LIPS Xの選択が問題になります。
両者の違いは
http://cweb.canon.jp/e-support/faq/answer/lbp/46076-1.html
に書いてありますが、こんな説明を読んでも意味はありません。
オーツのパソコンに接続して、実際にプリントできるかどうかを確認する必要があります。そこで、品川のキャノンのショールームに行って、実機で試すことにしました。
事前に電話して、時間を予約しておきました。
オーツが行ったら、担当の方が付いてくれました。その方からいろいろアドバイスをもらいながら、いくつかのプリンタを試すことができました。ショールームには、いろいろなプリンタがありました。それぞれのドライバをオーツのノートパソコンにインストールして、以下のプリントを試しました。
LIPS LX:Windows 印刷:OK
LIPS LX:オーツ流印刷:ダメ
LIPS X:Windows 印刷:OK
LIPS X:オーツ流印刷:OK
ということで、オーツ流の印刷を行うためには、LIPS LX はダメで、LIPS XはOKということが確認できました。
次にプリンタを買うときは LIPS Xを搭載している機種を買うことになりそうです。
とはいえ、キャノンとしては今後は LIPS LX を中心に考えているという話で、いつまで LIPS Xのプリンタが発売されていくのか、若干不安があります。
なお、担当者の方の話によると、オーツ流の印刷術は初めて見たということで、かえっていろいろ質問されてしまいました。まあそれは珍しいでしょう、DOS 時代の印刷方式を今でもしているのですから。これも、Windows が DOS から発展してきたからこそ可能な方式であるということです。それまでの流儀との互換性は大事にしたいと思います。
もっとも、こういうことをしていると、若い人の使い方に遅れてしまい、若い人から「時代に合わない、アナクロだ、古くさい、化石人だ」といわれて、バカにされてしまいそうなのですが……。
2013年11月25日
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