いよいよクーナ(クロアチアの通貨)を全部使いきります。妻がホテルの売店でチョコレートを買おうとしたら、ほんの少しだけクーナの現金が足りなかったということで、別のお菓子を買ってきました。あとは、コインが何枚か残っているだけでした。コインは、妻がバスのドライバーにあげました。ずいぶん少額のコインでした(たかだか数十円でした)。
バスでオーストリアに入国し、ユーロの世界を通過して、グラーツの空港から日本に帰国することになります。グラーツの空港は小さいですし、飛行機も「Lufthansa Regional」の小さいものです。ボーディングブリッジを使わず、タラップで乗り込みます。こういうのは今では珍しくなりました。機体の後ろのほうで荷物を積み込みます。
ミュンヘンに着いて、ここで飛行機を乗り継ぎます。
ミュンヘンで飛行機を降りるときは、タラップで地上に降り、バスで空港ビルまで移動することになりました。オーツがバスに乗ると、ちょうど飛行機からスーツケースを下ろす作業をしていました。ベルトコンベアーで流れてきたスーツケースを係員が軽々と放り投げるようにしてトラックの荷台に積んでいきます。乗客は、ちょうど自分たちの荷物を見ている形になりました。係員が何メートルもスーツケースを放り投げるものだから、そのたびにバスの中で悲鳴が上がっていました。大事なものや壊れ物をスーツケースに入れた人は大丈夫なのでしょうか。
ミュンヘンでは、搭乗予定の便の出発が2時間半遅れることになりました。到着が遅れるので、出発も遅れるのですね。2時間半はけっこう長いです。
ルフトハンザは、乗客全員にひとり5ユーロをくれました。ルフトハンザはこういうところがきちんとしています。5ユーロではビールを飲んで終わりですが、それでも何もくれないよりはずっとマシです。
妻と空港内の売店で食事をし、ビールを飲んで、待つことになりました。それでも2時間半は待ちくたびれました。オーツは持参した本を読んだりして時間をつぶしました。まあ、しかし、なんとしても待つしかないのですよね。
ミュンヘンの空港内では、オーツは同じ勤務先の同僚2人とばったり遭遇。お互い、驚きました。こんなことがあるのですね。
8日目に成田空港に着きました。これで旅行は終わり、と思いましたが、実は終わりではなかったのでした。その話はまた明日。