2013年05月02日

ケンボー先生と山田先生 2人の国語辞書学者

 オーツは、NHKのBSプレミアムで4月29日 23:15-0:15 に放送された「ケンボー先生と山田先生 2人の国語辞書学者」を見ました。録画してからタイムシフトして見たので、ブログで感想を書くのがちょっと遅くなりました。
 この番組はきわめて興味深い内容でした。
 三省堂国語辞典の編集主幹・見坊豪紀氏と、新明解国語辞典の編集主幹・山田忠雄氏にスポットをあて、二つの辞書がどう違うのか、編集方針にまで言及しながらきちんと解説していました。
 特に、二人が仲違いをしてしまうところは重要なところですが、番組では、両者のいずれかの肩を持つわけでもなく、公平に客観的に扱い、どちらも傷つけないように慎重に配慮してありました。
 内容面でも、とてもよく取材してあり、柴田武氏や金田一春彦氏の生の声が出てくるあたり、オーツはとても感慨深く聞きました。特に、新明解国語辞典が金田一京助編となっていることに対して、金田一春彦氏が「京助は1行も書いていない」と発言していたのが印象的でした。これは昔から知られている事実ですが、なかなか発言できないものです。父親のことを息子が発言する文脈でしかきちんとはいえないでしょう。春彦氏ならではの発言でした。

 ちなみに、4月11日 18:00〜19:55 には、BSジャパンで「知られざる国語辞書の世界」という番組がありました。これは3月23日の分の再放送のようです。
http://www.bs-j.co.jp/official/kokugojisho/
http://39tatsuo.jugem.jp/?eid=1228
 ちょっとネットを検索してみると、なかなか評判はいいようです。
http://blog.livedoor.jp/satsueispot-blog/archives/25999761.html
http://naombiz.blog.fc2.com/blog-entry-25.html
http://odagirist.livedoor.biz/archives/52311422.html
 オーツは、こちらも見てみましたが、「ことばサミット」として、代表的な国語辞典の編集者を一通りスタジオに並べていろいろなエピソードを紹介していましたが、2時間もかけた割には、扱い方が浅く、番組の質としてはイマイチだと感じました。
 こういう教養ものとなると、やはりNHKが一歩進んでいるようです。
posted by オーツ at 03:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 日常生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
実は『ケンボー先生と山田先生』もBSジャパンの『知られざる国語辞書の世界』も同じ制作者が企画・制作しているんですよ。NHKエデュケーショナル制作です(民放制作も可能なNHK関連会社)。ご参考までに…
Posted by 関係者 at 2013年05月02日 19:56
関係者様
 おや、そうでしたか。オーツは気がつきませんでした。
 だとすると、制作者が放送されるチャンネル(さらにはそのチャンネルを見る視聴者)のことを考えて、「このチャンネルにはこの内容で……」という配慮をしたのでしょう。
 何をおもしろいと考えるかは人それぞれですからね。
Posted by オーツ at 2013年05月03日 03:43
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