http://digital.asahi.com/articles/TKY201303170328.html
今の若者が「車に乗らない。ブランド服も欲しくない。スポーツしない。酒は飲まない。旅行しない。恋愛には淡泊」ということで、この世代(10代から20代半ば)を「さとり世代」と呼ぶようです。
今の大学生は、オーツが学生だったころとずいぶん違います。
本当にこのような傾向があるのか、よくわかりませんが、学生たちがつつましやかなのは確かです。今の学生は、親のクルマを借りて乗り回すようなこともしないようです。スキーやスノボに行く人も減ってしまいました。(オーツも、学生時代にはスキーなどをやりませんでしたが、それは金がなかったからです。)
酒を飲まないのは、本当にその通りで、昔とはまったく違います。若い人と一緒に飲むと、そのことを痛感します。
先日、30代の息子と話したときに、海外旅行にはあまり興味がないようなことを言っていました。このあたりの感覚はオーツとだいぶ違います。
若い人が「恋愛に淡泊」かどうかは、よくわかりません。しかし、未婚者の比率が増えているのは社会的事実ですから、そんな傾向もあるのかもしれません。
若い人こそ、貪欲なまでの願望を持っていてもよさそうですが、今の若者は、なんとなく小さなところに収まっていることが心地良いように思うのでしょうか。若者は「さとる」には、まだ早いと思います。40代か50代になってから、来し方を振り返って「さとる」のもいいでしょうが、10代から20代だったら、そんなことを気にしないで、がむしゃらに生きていてもいいように思います。
もっとも、最近20年ほどは、日本のバブル崩壊後の閉塞感のある時代だったので、それしか知らない若者では、野望を抱くようなことはないのかもしれません。
ラベル:さとり世代