2013年02月07日

出雲充(2012.12)『僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。』ダイヤモンド社

 オーツが読んだ本です。「東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」のとてつもない挑戦」という副題が付いています。
 ミドリムシなんて、知っている人はごくわずかでしょう。単細胞生物で、動物と植物の両方の性質を兼ね備えているものです。それを大量に培養して、食料にしよう、さらにはジェットエンジンの燃料にしようということを述べています。こうすることで、食糧問題、エネルギー問題を解決することをねらっています。
 単なる主張ではなく、実際、それを行動に移すための会社「ユーグレナ」を立ち上げています。
 本書は、「ユーグレナ」の社長・出雲氏が、今までの経緯をまとめて述べたものになっています。
 出雲氏は、頭のいい人のようだし、実行力もあるので、ベンチャーを立ち上げるのにむいていると思います。32歳という若さでありながら、さまざまな人との出会いを経験してきた出雲氏の生き方は、波瀾万丈で、実におもしろいものです。
 さて、ユーグレナという会社はどうなっているでしょうか。
 株価
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/search/quote.html?ric=2931.T
を見てみると、2012年12月にマザーズに上場し、初値 5,000 円を付け、2013年2月現在、15,000 円ほどということです。2ヶ月で3倍というのはすばらしい実績です。
 これからさらに伸びていくとしたら、いよいよすばらしいということになります。
 本当にそうなるか。これは、未来のことですから、よくわかりません。
 出雲氏が夢を語るのは当然だし、その話には一理あると思います。しかし、そうであっても、会社が今の時点でさらに発展していけるかどうかは、何ともわかりません。
 たとえば、会社の立ち上げが早すぎたかもしれません。世の中の人がミドリムシを意識するのが遅ければ、せっかく旗を振っても、人々がついてきません。
 会社としては、さらに伸びていくかもしれないけれど、ポシャってしまうこともあると思います。
 この本を読むと、何となく夢がある話なので、ユーグレナの株を買おうかという気にもなりますが、立ち止まって考えてみると、いかにもリスクが大きいと思います。今は、株を買うのはやめておきます。
 何はともあれ、新興企業の夢を知って元気になる本です。
 出雲氏のような人がたくさん出てくると、日本社会も元気になるし、経済も活性化するように思いますが、日本の現状では沈滞ムードがただよっているようです。これが高齢化社会ということでしょうか。


posted by オーツ at 05:11| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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