2012年11月28日

大学院に行くとアルバイトもできない?

 オーツがダイヤモンドオンラインで見かけた記事があります。「一度レールを外れるとバイトにすら就けない! 高学歴ワーキングプアの抜け出せない苦しい現実」
http://diamond.jp/articles/-/28112
というものです。
 大学院で博士課程修了とかいうことになると、仕組み上は最高学歴を得たということになるのですが、実態的にワーキングプア状態の人がいるという記事です。
 確かに、会社側からすると、数年間の無駄飯を食い、通常の大卒者よりも会社で働ける年数が短く、専門知識があることはいいけれど、かえってある種の考え方に固執するような面がある人は使いにくいともいえるでしょう。
 一般に、文系の大学院に進学するような人は、普通の意味で会社員になることを考えているわけではありません。理工系の一部では、当たり前のように修士課程に進学する風潮がありますが、ある程度の専門知識を身につけるには、学部卒では不足であると考えられているのでしょう。
 では、文系の大学院に進学する人は、大学院修了後、何を考えているのでしょうか。ここからは、個人差が大きいわけですが、研究職(大学の教員も含む)を目指す人がある程度います。それから、高校の教師(専修免許状を取得する)を目指す人がいます。それ以外の道を探す人は、少数派になってしまいます。
 ということは、大学院進学を考える場合、普通の意味での「就職」はできないものと考えたほうがいいということになります。
 かなり狭い世界で生きていくことになりそうです。それでいいのかどうか。大学院進学の前によく考えておくべきです。
 いうまでもありませんが、大学院に進学できたからといって、必ず研究者や高校の教師になれるとは限りません。本人の能力が大きく関係する世界です。そして、自分にそれだけの能力があるのかどうか、自分ではわからないというのが実態でしょう。教員の側から見てもわからないでしょう。修士論文を書くころになると、だいたいわかってくるものです。自分でもわかるでしょうし、教員の目から見ればかなり「向き不向き」はわかるものです。
 適性のない人が大学院に進学してしまうと、その先で苦労することになるでしょう。
 というわけで、大学院進学を考えるころには、前もって教員に相談するほうがいいと思います。

 今回の記事とやや関連するものとして「奨学金1,500万円の取り立てにあう高学歴ワーキングプア-高学費と就職難が大学院生の心身壊す」
http://blogos.com/article/50700/
http://ameblo.jp/kokkoippan/entry-11408859560.html
も興味深いものでした。
posted by オーツ at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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