上田市の山の中は、秋になると松茸が食べられるのです。その季節にしかオープンしない店が何軒かあります。店の一覧は
http://tomonitatakau12.blog.so-net.ne.jp/2008-10-25
にあります。
オーツたちは「あぜみち山荘」
http://tabelog.com/nagano/A2004/A200401/20002314/dtlrvwlst/
http://azemichi.jp/
にしました。まあ、どの店を選んでも同じようなものでしょう(たぶん)。
クルマで山道を登っていき、11:30 に店に入りました。
お店の入口には、ガラスケースに入った大きな松茸が展示してありました。
下の段にはおおつぶのぶどうが入っていますので、それと比べて松茸の大きさがわかります。見事でした。
見せ物は見せ物ですから、こんな松茸が食べられるとは思いませんが、それにしても、期待が高まります。
仮設の建物みたいな、カーペット敷きのオープンスペースに案内されました。窓の部分が大きくあいており、向こう側の山並みがいっぱいに広がります。景色のいいところです。
すでに、店内は客で満席に近い状態でした。皆さん、出足が早いですねえ。
オーツは、事前に電話で人数とコース内容を予約したおいたのですが、行ってみると、予約内容は無視され、店員からはその場でコースを選ぶように言われました。これでは、何のために予約したのか、わかりません。ずっと前に電話で予約したときには、お店に来る前にコースを決めて連絡しておいてほしいと言われ、前日に改めて電話しておいたのですが、……。
コースの選択は、なかなか複雑です。事前にコース比較表
http://azemichi.jp/products/product-2.html
を見て、検討したのですが、判断に困ります。基本コースとして、松茸なべ、松茸どびんむし、松茸飯、松茸汁、香の物、きのこうどんがセットされていて、それに何を付けるかが異なると考えられます。
当然のことながら、姿焼き松茸を食べるなら、焼き松茸は不要です。
松茸茶碗むし、松茸天ぷら、姿焼き松茸はそれぞれ試してみたいと思いました。
そこで、夫婦で『天のお恵み』コース(7,500 円)と『茸』コース(6,500 円)を注文することにしました。出てきたものを半分ずつシェアして食べることにすれば、一通り食べることができます。
はじめに、松茸なべと松茸どびんむしが出てきました。香の物も一緒でした。
松茸なべは、スライスした松茸がドンとのっていました。肉も野菜も入っていて、最後にはうどんも煮込んで食べるので、これだけでもかなりおなかいっぱいになります。
松茸どびんむしは、松茸の香りを楽しむためにはとてもいいものです。
松茸茶碗蒸しは、1個を二人で食べたわけですが、あまり松茸らしくなく、イマイチだったように思います。
松茸天ぷらは、松茸の他にカボチャなどの野菜の天ぷらが付きます。
姿焼き松茸は、太い松茸がそのまま出てきますので、炭火で焼いて食べます。オーツたちは、1本を4つに分割して焼きました。丸のままでは火が通りにくいと思ったからです。しかし、丸のまま焼いて食べるのもいいかもしれません。
最後に松茸飯(松茸入りの炊き込み御飯)と松茸汁(松茸入りのお吸い物)が出てきます。
このころには、もう満腹で、とても全部は食べきれない感じでした。そのために、松茸飯には持ち帰り用のパックが用意されています。
食後にトイレに入りました。仮設のボックス型のトイレで、ちょっと落ち着けませんでした。男女共用でしたし。しかし、季節限定の営業ではこういう形になるしかないのでしょうね。
13:30 に店を出ました。2時間で松茸づくしを堪能しました。こんなにも松茸を食べたのはオーツにとって初めての経験です。
帰りがけに、おみやげ用の松茸を買いました。オーナーのおばさんが売っていましたが、若干サービスしてもらった気分です。
シーズンとしては2ヵ月ほどしかないわけですから、その期間だけで店がそれなりの儲けを出そうとするのは大変なのでしょう。1年のほとんどは閉店状態なわけですから、料理がそれなりの価格になってしまってもしかたがないと思います。
そんなことを考えると、6,500-7,500 円というのは、まあ妥当な金額ではないでしょうか。一番高いコースは 15,000 円ですが、ここまで来るとやや高いかもと思います。
オーツはクルマの運転があるので、アルコールは飲みませんでしたが、誰かが運転してくれるなら、ビールくらい飲んでもよかったですね。
全般に満足した食事でした。機会があればまた食べてみたいと思いました。