2012年10月15日

2030 年までに仕事が半分なくなる?

 オーツがネットで見かけた話です。今年の2月8日の記事ですが(ニュースでも何でもないですね)、2030 年までに技術革新によってすべての仕事の 50% が消滅するのだそうです。
http://commonpost.boo.jp/?p=26143
http://www.shinoby.net/2012/10/2030.html
 人間がやっていたことを機械(ロボット)などが代替していきます。そうすれば人間が行うべき仕事がなくなるというわけです。
 まあ、未来にはだんだんそんな方向に社会が変化していくと思います。
 今だって、そういう変化が起こっています。回転寿司なども、それまで寿司職人が行っていた仕事を、低賃金のアルバイトが行う(場合によっては寿司ロボットの助けを借りて)ということで安い寿司を実現しています。そういう代替ができるように工夫した人が偉いわけです。
 しかし、寿司屋の全部が回転寿司になったわけではありません。今でも立ちの寿司屋はあり、回転寿司とは別の価値があると考えられています。だからそれぞれが営業していけるわけです。
 デジカメが登場して、プロの写真館のカメラマンがいなくなったでしょうか。そういう面もありますが、別の面もありそうです。スタジオアリス(写真館のチェーン店)の仕組みなどを見ていると、(プロのカメラマンではないけれど)接客上手な係員がいて、子供が泣いていてもピタリと泣き止ませ、カメラのほうを向かせて、見事な写真が撮れるようになっています。
2011.1.31 http://o-tsu.seesaa.net/article/183275322.html
たくさんの写真を撮って、その中から好きなものを客が選んでプリントするなどというスタイルは、デジカメならではの技術でしょう。
 カーナビが発達しても、さらには自動運転車が登場しても、(ベテランドライバーの価値は下がるけれど)タクシーはなくならないと思います。人間が接客することで、別の価値を生み出していると思います。
 教育に関していうと、上述の記事では、教師・教授は「消える仕事」に分類され、インターネット上の教材で自力で勉強できるようになるというのです。本当でしょうか。オーツは、教育こそ、人間が人間を育てるようにするべきで、学校という仕組みはなくなっても、教えるという仕事はなくならないと思います。大学では、教育と研究が一体となっていますから、研究をロボットに任せられない以上、教える人間もなくならないと思います。さらに、高等教育では、「学生に対する評価」という重要な仕事があります。これは人間が行うしかないと思います。
 初等教育だって、ネットを使うためのさまざまな指導は、やっぱり人間が手取り足取りしなければダメでしょう。「最初の一歩」は、大人が子どもたちの背中を押してやる必要があると思います。
 アンドロイドを起用したショーウィンドウができたというニュースもありました。
http://www.youtube.com/watch?v=uyG90mNCcJE
 しかし、今はまだ人間として自然ではなく、人形を使った展示のレベルを出ていません。人間の代わりをするなら、もっと自然で(そしてもっとかわいく)表情豊かなロボットでないと、一般の人には受け入れられないでしょう。
 もちろん、ロボットはこれから大いに発達するでしょうが、2030 年までに、人間の仕事を奪うほどに発達するとも思えません。
 人間は、より人間を必要とする仕事をするようになると思われます。
 「2030 年までに仕事が半分なくなる?」に対しては、オーツは「No!」と答えたいと思います。むしろ、仕事の質が変わっていくととらえるべきでしょう。
 仕事の質が変わることによって、(アルバイトでもできるような仕事が増え)働く人の収入が減ることはあると思います。もしかすると、それを指して「仕事が半分」と主張しているのでしょうか。
posted by オーツ at 04:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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