さて、午前中の半日空きができました。どうしましょうか。
朝ご飯というほどのものは食べませんでした。ホテルの冷蔵庫に昨晩の残りの缶ビールがありましたので、それを飲んでつまみを食べると、少しはおなかがふくれた感じになりました。この状態で散歩でもすれば、おなかがすき、ブランチにちょうどいいだろうと思いました。
まずは、尖沙咀(チムシャツォイ Tsimshatsui)のスターロードを見に行くことにしました。
ジャッキー・チェンの手形がありました。
雨ざらしのせいか、みんなが触るためか、手形がだいぶ削れてしまっていました。
ブルース・リーの肖像なども置いてありました。
それから、香港名物のスターフェリー
に乗って、灣仔(ワンチャイ Wanchai)まで行きました。乗船料金は3ドルで、市民の足という感じでした。
そこから、ヨットクラブ方向に歩きました。特に目的地はなかったのですが、ビクトリアパークの方向に行こうと思いました。道に迷いつつ、だいたいこちらの方向という感じで歩きました。あまり観光旅行という感じではありませんでしたが、オーツはこういう町歩きが好きです。人々の生活しているようすが感じられます。
近代的なりっぱなビルと昔建てられたビル(窓にエアコンが並んでいる)が隣り合わせになっているところがあったりします。
こんなところで歴史を感じてしまいました。
ビクトリアパークの近くまで来たところで、スーパーマーケットに立ち寄りました。特に買うべきものもなかったのですが、現地の生活を感じるための一つの方法です。
精肉コーナーでは、肉切り包丁で豚肉をたたき切っていました。中華料理ではこうするのですね。ちょっと生々しいですが、当然の行為です。
あれこれ値札を見て回りましたが、値段は日本と同じくらいでした。日本産のリンゴが1個500円くらいで売っていました。日本酒もありましたが、大手ブランドの一升瓶が138ドルということで、やや高めでした。運送費を考えればこんなものでしょうか。肉や魚は日本並み、日用品も日本並みといった感じでした。ドラゴンフルーツなど、地元(?)の果物は安いようでした。
地元のスーパーをのぞいてみると、その土地の人々の暮らしの一端がうかがえて、おもしろいと思います。
ビクトリアパークは、大きな公園です。この公園には、イスラム系の女性が多かったです。ベールをかぶって髪を隠しているので、すぐにわかります。以前はこんなに多くなかったのですが、最近は香港に出稼ぎにきている人が多いのでしょうか。女性が多いというのは、家政婦やベビーシッターのような仕事が多いのだろうと想像します。彼女らは、シートを広げて、数人ずつ座ってずっとしゃべっていました。母語でのおしゃべりは最も安価で手軽な娯楽なのでしょう。おしゃべりの輪の中には、男性はほとんどいませんでした。
ふと気が付くと、公園の中の子供のブランコに安全ベルトが付いていて、子どもの腰のあたりをベルトが一周する形をしていました。これなら事故が防げます。
ジョギング客がたくさんいました。公園内にはジョギングコースが整備され、弾力のある舗装がされていました。
オーツは、公園でちょっとトイレを使おうと思いましたが、トイレの案内がありませんでした。遠くから見て、それらしい建物を見つけて入ったら、やっぱりトイレでしたが、こんなにわかりにくくていいのか、気になりました。