メニューには、アラカルトもありましたが、2人ではバラエティがなくなりそうなので(アラカルトは大皿で出てくるに決まっています)、コース料理にすることにしました。セットメニューだけで1冊のメニューブックになっており、一人当たり数百ドルのものから数千ドルのものまで幅広く選べます。オーツたちは、ミシュランコースの安いほうで、1380 ドルのものを選びました。
飲み物は、アサヒビール(52ドル)、青島ビール(42ドル)を飲みましたが、それぞれが小瓶でしたから、やや高めの設定です。それに10年ものの紹興酒のボトル(古越龍山)480 ドルを頼みました。2人で飲むともう十分です。
そういえば、はじめにジャスミン茶をもらいましたが、会計時のレシートには36ドルとしっかり書いてありました。また、レシートには前菜20ドルというのもありました。これは揚げたピーナッツです。こんなものにまでしっかりお金を取るのですね。
コース料理は、1皿ずつナイフとフォークがついてきました。つまり、フランス料理みたいなものです。ただし、味付けは広東風です。お皿までこだわっていました。
ここでナマコも食べることができました。
メインディッシュの最後が牛肉でしたが、これがちょっと量が多めで、おなかにとどめを刺された感じでした。
それぞれの料理がおいしく、満足しました。さすがにこのクラスのレストランならば、はずれはないものです。(はずれていれば、客が入らなくて、店がつぶれてしまいます。)
コースの途中で、コンソメスープが出されました。また、最後には「杏仁茶」が出てきました。こちらは杏仁豆腐の汁みたいな感じで、こってりした甘さです。さすがにオーツには合わないと思ったので、1口飲んで、あとはスキップしました。
会計すると、3484 ドルに10%のサービス料が乗って、3832 ドルでした。2人の1回の食事としては、ちょっと高めでした。3万8千円と考えると、日本でもそれなりの値段でしょう。このレベルになると、日本と値段も変わらなくなります。ウェイター・ウェイトレスが日本語を話さないことだけが日本と違うところです。