2012年05月17日

中国旅行(11)中国のバスと交通事情

 今回の中国旅行は、パッケージツアーでしたから、団体としてバス(大型の観光用バス)で移動することが多かったです。
 バスに乗っていると、いろいろなことに気がつきます。オーツは、バスの前のほうの座席に座ることが多かったので、バスのドライバーの運転のようすや、道路上で繰り広げられるさまざまな行為を見ることができました。
 ここでちょっとまとめてメモしておきましょう。
 1日目、深夜、成都の空港からホテルまでバスで移動しました。
 空港から出てすぐのところに高速道路の料金所があります。たくさんの車が合流するので、混雑していました。夜遅くにもかかわらず合流渋滞が発生していました。窓から見ていると、左隣の乗用車がぎりぎりまで寄せてきて、バスとの合流で競っていました。結局、乗用車が先に行ったのですが、バスの運転手と乗用車の運転手(それに助手席と後部座席に載っていた人)が中国語でののしりあっていました。ガイドさんは、「四川省の人は、麻婆豆腐の辛いものを食べているから、かっとしやすく、口げんかの際は大声でやり合うのだ」と説明していましたが、さもありなんでした。
 バスで高速道路を30分ほど走りましたが、中国流の運転でした。バスであっても 100km を超えるスピードを出し、ピンピンピンというスピードオーバーの警告音が鳴ることも多かったです。工事中で車線が狭くなっているところなどは、隣の車線を走る車に接触しそうなくらいにまで寄せます。もちろん、ヘッドライトによるパッシングもします。クラクションも鳴らします。深夜なのだから、もっと静かに運転してもいいと思うのですが、……。

 2日目、成都の観光をしているときです。
 バスが走っていると、左側の細い横道から乗用車が出てきて、左折してバスの前に入りました。このタイミングはひどいと思いました。バスはかなりのブレーキを踏みました。バスの運転手は乗用車に向かってなにごとかを叫んでいました。
 ほとんどすべてのクルマの車線変更がめちゃくちゃです。成都の中をバスであちこち移動しましたが、車線をまたいで走る車がたくさんあります。車線変更も勝手にやります。その際、ウィンカーを出すクルマなんてありません。なぜこれで衝突事故が起きないのか、不思議です。オーツは、中国でクルマを運転する自信がまったくありません。
 信号で車が止まると、花を売りにくる女性がいます。ガイドさんによれば、車内にぶら下げるようにして、香りを楽しむのだそうです。1元か2元で買えるとのことです。
 バスで走っていくと、道路の真ん中に大きな穴があいていました。穴は直径1メートルくらいありました。前のクルマが通るたびに徐行してそれをよけていきます。バスも穴をよけて走りました。何事もなかったかのように。オーツは、車線変更並みによろけて走るクルマが続くので、バスからみていて、おかしいと思ったのでした。こんな大きな穴が空いているとは! それにしても、何の標識もないことに驚きました。

 4日目、黄龍までバスで移動しました。
 かなり長い距離でしたが、往復2車線の道路で、ふと気がつくと道路のセンターラインが黄色です。追い越し禁止のはずです。しかし、ここは中国です。どんどん追い越しがあります。オーツたちのバスは比較的ゆっくり走っていくので、乗用車などに追い越される場合が多いわけですが、中にはバスよりも遅く走っているトラックや(農業用)トラクターがいたりしますので、バスが追い越しすることも多かったです。センターラインの色にかかわらず、追い越しは当然といった感じでした。

 5日目、成都から峨眉山へ高速道路を使って移動しました。
 このときも、バスの運転がけっこう荒いと感じました。他のクルマとぶつかりそうになって、急ブレーキします。
 すっかり雨になりました。高速道路に入って少し行くと、運転手は路肩にバスを止め、運転席から離れて、フロントガラスに曇り止めを塗りたくりました。こんなことも路肩での停車ですませてしまうのですね。
 雨が強まったためか、高速道路上でもハザードランプをつけて走るクルマがたくさんあります。後ろのクルマから見えるようにするためでしょうが、日本とはずいぶん習慣が異なります。
 高速道路でも車間を詰めて走っています。かなりのスピードです。こんなのでいいのでしょうか。どれかのクルマがブレーキを踏んだら、追突事故が発生しそうです。
 バスがクラクションを鳴らすことが(日本よりも)ずっと多いように感じます。なぜバスがクラクションを鳴らすか考えてみました。それは、車線をまたいで走るクルマが多いから、警告しているわけです。前のクルマを追い越す際に、そのクルマが少し車線をはみ出すようなことがあると接触事故になります。だから、追い越すときは必ずクラクションを鳴らします。そういうことで、お互いにクラクションを鳴らしますから、結果的に、クルマのクラクションがしょっちゅう鳴り響くことになります。
 町を歩いていてもクラクションがうるさいと感じます。

 6日目、楽山から成都へ戻る途中、バスは工業団地を作る予定の中の片道3車線の広い道路を走っていました。すると、突然、道路が行き止まりになっていました。不思議です。行き止まりなら行き止まりと(しばらく前に)表示を出しておくべきでしょう。そういう標識がないことに驚きました。道理で道路ががらがらだと思いました。

 中国でバスに乗っていると、新鮮な経験が山ほどできるものです。中国でバスに乗るときはぜひ先頭に乗りましょう。クルマの間で繰り広げられるさまざまなドラマが楽しめます。
 とはいえ、シートベルトがないことも、あっても使えないことも、当たり前の世界です。バスの先頭の座席に座っていて、事故に遭ったら、確実にやられてしまいます。そのリスクを承知の上でバス旅行を楽しんでください。
posted by オーツ at 05:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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