2012年04月15日

古賀茂明氏の本3冊

 オーツは最近古賀茂明氏の本3冊を読みました。
古賀茂明(2011.5)『日本中枢の崩壊』講談社
古賀茂明(2011.7)『官僚の責任』(PHP新書)PHP研究所
古賀茂明(2011.11)『官僚を国民のために働かせる法』(光文社新書)光文社
 いずれも日本の官僚を描いており、反骨の元官僚・古賀氏の視点から見ると、こんなふうに見えるという話です。官僚の考えることの「汚さ」や「ホンネ」がよく描けています。
 日本の将来を考える際に、有用な本であるとも思います。
 特に『官僚の責任』は、東日本大震災に関する記述が多く、官僚(や政治家)が何を考え、どう行動したかが手に取るようにわかります。「生きた現代史」といってもいいでしょう。
 『官僚を国民のために働かせる法』は、本のタイトルであるとともに、5章のタイトルでもあります。本書中で5章が一番おもしろいと思います。もしかして、ここだけで十分かもしれません。公務員を働かせるための具体的な提案が書いてあり、痛快な気分でした。
 とはいえ、実際にこういう改革が実行可能かといえば、それは大変困難でしょう。どこかの新しい政党が政権を取って「革命」的な大変革を行う場合には、こういうことも可能かもしれませんが、そんなことは今の日本でなかなかできそうもありませんしねえ。

 3冊とも、古賀氏の個人の著作ですから、多少なりとも自分自身を美化して書いているということは念頭におかなければなりません。
 少なくとも、自分の邪悪なところは記述せずに、正義感あふれる書き方をしていますが、古賀氏が全面的にそう考えていたのか、疑問に思う面がないわけではありません。
 失礼な言い方ですが、たとえば、すばらしい天下りの道が用意されたとしたら、それに乗っかることもあったのではないでしょうか。結果的に、周りの官僚から干され、そんな天下りの道がなかったから、天下りの問題点を書いているといううがった見方もできるかもしれません。


ラベル:古賀茂明 官僚
posted by オーツ at 06:29| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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