2012年03月02日

テラノバ/Terra Nova を実際に見始めてから

 オーツはBS日テレで放送中のドラマ「テラノバ/Terra Nova」を第3話まで見ました。
 まだ放送は続くので、もしかして今後全回見るかもしれません。
 放送前にはかなり期待した
2012.2.15 http://o-tsu.seesaa.net/article/252318665.html
のですが、やっぱりドラマであって、変な部分があります。特に、ドラマの前提となる「世界観」が変だと思います。
 2149 年に、8500 万年前に行けるタイムトンネルが発見されたということですが、物理学的に言えば、こんなことはありえません。しかし、それをいったらSFドラマは成り立たないので、タイムトンネルがあることは前提とします。これを疑ってはいけません。
 8500 万年前の世界(テラノバ)を見ると、クルマ(電池式の電気自動車)が走り回っています。たかだか 1000 人しか住民がいなければ、クルマは生産できないものです。クルマは、(たとえ電気自動車でも)膨大な部品の集積が必要ですから、テラノバで生産したものではなく、2149 年に生産してテラノバに送り込んだものでしょう。タイムトンネルは、こんな複雑で大きなものまで送ることができるということです。
 テラノバにはいろいろな形をした住宅が建ち並んでいます。これらも 2149 年からテラノバに送り込んだものでしょう。(たぶん、建築資材だけを送って現地で組み立てたのでしょう。)
 ところで、8500 万年前の世界で「何か」が必要になったとしましょう。トイレットペーパー、電卓、ボールペン、機関銃、など、何でもいいのですが、1000 人の住民たちがそれを生産するのが大変ならば、2149 年から送るしかありません。そのために、「これがほしい」という情報を 8500 万年前から 2149 年に伝えることができると考えられます。そういうことができないと生活に支障をきたします。
 情報が(電波か何かで)伝えられるならば、品物を送ることもできそうです。つまり、タイムトンネルは、未来から過去へ向かうことができるとともに、過去から未来へと向かうこともできるのです。お互いに行ったり来たりできるはずです。さもないと、1000 人の住民は、何の支援もなしに開拓団としてテラノバに入植するような形になってしまいます。
 そもそも、タイムトンネルで双方向の移動ができなければ、行き着いた先で移民の全員が(恐竜、未知の病原菌、毒物、などで)すぐに死んでしまっても、そのことが未来の世界に伝わらず、次々と未来から過去に人間が送られ、その人たちが次々と死んでいくことになりますから、そんなことはありえない話です。
 つまり、テラノバは、新しい未知の世界を開拓するかのように描かれていますが、そんなことはあり得ず、未来世界と密接な関係があり、必要なら双方向に移動できる「2149 年とつながった世界」なのです。これだと、テラノバの犯罪者などは、未来へ送り返せばいいということになります。テラノバに刑務所は不要です。
 クルマや住宅建築資材などを 8500 万年前に送り込むことができるならば、もっといろいろなものを送り込めるでしょう。
 タイムトンネルが見つかったら、人類を送り込んで新しい世界を創り出すことが一番いいのでしょうか。そうとは限りません。
 むしろ、未来世界で不要になるものをゴミとして送り出してしまうのがいいと思います。核廃棄物(原発の使用済み燃料)、不要な薬品類や危険な武器類(核兵器や生物化学兵器も?)、スモッグの原因物質(を濃縮したもの)などを次々とテラノバに送り出せば、2149 年の世界がずっと住みやすくなる可能性があります。8500 万年前の世界が汚染されてしまったら、その影響がどんな形で22世紀に伝わるかという問題はありますが、タイムパラドックスは、ここでは考えないことにします。
 何はともあれ、こんなことを考えてくると、テラノバというところは矛盾だらけの世界のように思えます。
 というようなわけで、オーツは、ちょっとこのドラマには引いてしまう感覚を感じました。
 まだ第3話までしか見ていませんので、評価するには早いとは思いますが、とりあえず感じたことをメモしておきます。
posted by オーツ at 05:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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