2012年02月23日

邦人

 オーツは、ものごころついてからこの方、ずっと勘違いしてきました。
 「邦人」の意味です。
 こんな用例があります。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34586?page=4
 昨年2月、「アラブの春」が広がり、リビアで内乱が勃発した。英国は早々に英空軍機をリビアに強行着陸させ、特殊空挺部隊を使ってあっという間に在リビア英国人を全員救出した。
 中国、韓国も軍用機や駆逐艦などあらゆる手段を使って自国民を救出した。いわゆる邦人(1)救出作戦である。
 この時、日本人7人がリビアに取り残された。航空自衛隊は世界中のいかなる場所でも、邦人(2)救出を行う能力と意思は持っている。だが法律上、邦人(3)救出は許されない。

 「邦人救出」という言い方が3回現れます。それぞれの邦人が何を指すかといえば、(1)は「自国民」で、(2)と(3)は「外国にいる日本人」のことです。
 オーツは、(2)(3)の意味だけしかないと思っていたので、この用例を見て、(1)に違和感がありました。
 学研国語大辞典の「邦人」を見てみると、「〔文語・文章語〕自国の人。特に、(外国にすみついている)日本人。」と記載されています。
 学研漢和大字典は、もっとはっきり書いてあります。
@その国の人。国人。
A他国にいるじぶんの国の人。
B《日本語での特別な意味》外国にすんでいる日本人。

 というわけで、上述の用例でいえば、(1)はAの意味であり、(2)と(3)はBの意味であることは明らかです。
 いやはや、半世紀もの間、気がつきませんでした。
 たとえていえば、「国語」といえば日本語のことだと考えてきたようなものです。
ラベル:邦人
posted by オーツ at 04:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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