http://twitter.com/ikedanob/statuses/38972878690975744
企業の学歴フィルタリングはMARCH以上とよくいわれるが、答案を読むとそれは正しいと思う。MARCH以上の答案は、内容の正否は別にして文章になっているが、それ以下の大学はほとんどの答案が日本語になっていない。
ご本人は「上武大学大学院経営管理研究科教授」ですから、自分の大学の学生が書いたものはとても読めないということなのでしょう。
さて、MARCH の偏差値はどれくらいなのでしょうか。
http://2chreport.net/rank_hensati.htm
を見ると、明治大学(M 60.6) 青山学院大学(A 58.4) 立教大学(R 61.3) 中央大学(C 58.3) 法政大学(H 55.9) ということになります。
http://2chreport.net/hs_03_2_1.htm
を見ると、経済学部関係ですが、明治大学(M 60.8) 青山学院大学(A 61.3) 立教大学(R 60.2) 中央大学(C 56.5) 法政大学(H 55.8) となっています。
上武大学にはビジネス情報学部、経営情報学部があります
http://www.jobu.ac.jp/gakubu/index.html
が、これらの資料には入っていません。偏差値不明なのでしょう。もしかして「底抜け」なのかもしれません。
http://daigakujyuken.boy.jp/zennkokukeizaigakubu.html
には「経済・経営・商学部・偏差値ランキング2011」があります。こちらでは、明治大学(M 62) 青山学院大学(A 62) 立教大学(R 63) 中央大学(C 61) 法政大学(H 59) ということです。
池田氏は、いくつの(何種類の)大学で教えたことがあるのか、知りたいものです。教員の立場であちこちを比較しようと思っても、なかなかむずかしいもので、非常勤講師などで他大学の学生と接触することはあっても、そんなに何十種類もの大学を経験することは普通はできないでしょう。
ちなみに、オーツは MARCH よりも下の大学の学生が書いたものを読んだ経験がありますが、それによれば、「日本語になっていない」ということはないと思います。実態は、上下の幅が大きいといったところでしょうか。変な学生もいる一方、とんでもなくできる学生もいるといった印象です。東大や早稲田慶應レベルだと、変な学生がおらず、全員がそこそこの段階以上であると感じます。
シューカツに関して、企業側の手間を考えると、たくさんの面接ができないということで、絞り込む方針もありうると思います。しかし、企業側が MARCH 以上というフィルタリングをしているとすれば、そういうやり方は失敗しないけれど、他に現実にいる優秀な学生を取り逃がしていると思います。