2010年09月12日

「を」を2回使う政治家口調

 最近、オーツが気になっているのが、「を」を2回使う政治家口調です。テレビなどで、演説(街頭でも国会内でも)や記者会見などを聞いていると、しばしば耳にします。たとえば「そうやって、雇用を、拡大を、していきたいと思います」などという言い方です。
 「そうやって、雇用の拡大を、していきたいと思います」あるいは「そうやって、雇用を、拡大していきたいと思います」といえば正しい日本語なのですが、ひとことずつ区切りながら話していく演説スタイルでは、こうならずに「を」が2回現れてきます。特に絶叫調で強く主張したいときに多く現れます。
 はじめは、特定の政治家の特徴かと思っていましたが、そうではなくて、テレビのニュースで聞く限りですが、相当広範囲にわたって使われています。
 菅直人首相と小沢一郎前幹事長は、民主党代表選挙に関連してたくさんの演説をしていますが、二人ともこの種の発言をしています。前原さん、岡田さんなど閣僚からも聞きます。他党でも同じで、亀井さん、麻生さんなどなど、もうオンパレードです。しかし、社民党の福嶋党首、共産党の志位委員長からは聞きません。
 オーツは、この種の発言を聞くと、何だかくどいような、押しつけがましいような、ちょっと頭が悪そうな感じを受けます。2回の「を」は、その場その場で思いついたことをそのまま口にしている印象を与えます。
 考えながら、ひとことずつ区切りながらしゃべったって、こんな短いフレーズの間で文法を破る文(非文、破格の文)を発話するのは、普通では考えられないことです。
 言いたい内容を頭の中で組み立て、それを口にするならば、こうはなりません。
 政治家の皆さん、もう少しちゃんとした日本語を話してくれませんか。選挙民は意外なところを聞いているものですよ。
ラベル: 政治家 演説
posted by オーツ at 05:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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