2010年08月17日

庄内映画村オープンセット

 山形県の観光の一つとして、オーツたちは庄内映画村オープンセット
http://www.s-eigamura.jp/html/set.html
に行きました。8月9日(月)の話です。
 着いたのが1時過ぎでした。ここでお昼を食べる予定でした。
 園内に入り、さっそく見渡したところ、ビストロCというところで食事ができるようでした。屋外にテーブルがたくさん並んでおり、日よけ用のパラソルがセットされています。まあ、何とか食べられるでしょう。
 ところが、ここが今までに見たこともないようなひどいサービスで、まさに驚きの連続でした。オーツが直接見聞きした範囲のことを書いておきましょう。
 飲み物と食べ物は別の配膳所から提供されます。両者の真ん中に食券売り場があって、飲み物も食べ物も、まずはここで食券を買うしくみです。基本的にセルフサービスになっています。
 まず、食券を買いましたが、ここが最初の関門でした。
 メニューが、飲食店のテーブルにおいてあるようなページをめくるような形式のものしかなくて、一覧できません。レジが1台しかなく、数十人が列を作って並んでいる状態なのですが、暑い日差しの中、炎天下の行列で数十分も並ぶのです。ここでまいりました。列の進み方があまりに遅いので、列のお客が一人ずつあきらめていきます。結果的に、食券を買う人はずっと少なくなりました。
 レジのところの客への対応が悪く、一人あたり5分くらいかけているようすです。これでは並んだ客がさばけません。たとえば、店頭に短冊を並べる形式でメニューを張り出せば、客はそれを見て注文するので、もっとずっと早くさばけます。いや、そもそも、レジ担当者の動作がのろく、非効率なことが最大の問題点かもしれません。
 やっとオーツの番が来たので、あらかじめ決めておいた「焼きそば」を頼んだら「品切れです」とのこと。「では、ロケ弁プレート」というと、「それもありません」という返事。それなら一体何があるのかと尋ねると、月見そばならあるといいます。「この暑い日に熱いそばを食べるのも、何だかなあ」と思いましたが、食べられないよりはマシだと思って、500 円で食券を買いました。
 次に、配膳所に食券を出すのですが、ここが第2の関門でした。食券を出すまでに行列ができているのです。こちらも数十人並んでいました。食券を出すまでに、再度数十分並んだのですが、これまた炎天下です。オーツはもしかして暑さで倒れるかと思ったくらいです。
 食券を出してから、食べ物が出てくるまでに、またまた待ちます。20分くらいでしょうか。ここがまた混乱の極地で、すぐにできるメニューと、ちょっと時間がかかるメニューが混在していて、お店の人が食券を受け付けた順番にそれらを出していくのですが、もうたくさんあり過ぎて覚えていられないようで、「カレーライス3つと玉子かけご飯2つのお客さま」などと呼ぶのですが、何が何だかわかりません。いっぺんに5個もさばけません。先にカレーライスを出しておき、後から玉子かけご飯を出すとかいうこともしょっちゅう起き、誰が何を待っているのかもわかりません。
 中にいる調理人(?)3人の手際の悪さもひどいものでした。簡単なメニューが主体であるにもかかわらず、たくさんの人がさばけないのです。食券を見てから作り始めるものの、のんびりした動作です。はっきり言ってのろいのです。もっとてきぱきと作業しなければなりません。
 カレーライスなんて、ご飯をもって、ルーをかけるだけです。にもかかわらず、何分もかかるのです。これから使うお盆や食器の並べ方も変ですし、客に出すためのお盆の置き方も変です。ジャーや麺類用の鍋の配置なども不自然で、余計な動線が必要です。奥の方の豚の串焼き用のコンロも配置がきちんと考えられていません。
 ご飯は大きなジャーから盛りつけていましたが、ご飯がなくなりそうになると、小さな袋(弁当箱大のもの)に入ったご飯を持ってきてジャーにあけています。ご飯は少しずつ電子レンジで解凍しているのかもしれません。なぜ大きなジャーで炊いて丸ごと交換しないのでしょうか。そもそも、平日に大量の(といっても数十人ですが)客が来ることを想定していないとしか思えません。
 そのうち、冷やし中華が品切れになってしまいました。食券を買ってから数十分も並んだ人に「ありません」はないでしょう! 何のために食券を売っているのですか。提供する品数分だけ食券を売るのが常識でしょう。冷やし中華を食べようとしていた人たちは怒っていました。当然です。
 ふと見ると、配膳口のところに焼きそばがひとつ置いてありました。ああ、オーツは最初それを食べたかったのに、……。
 「月見そばとてんぷらそばのお客さま」と声をかけられましたが、誰も名乗りを上げません。ふとオーツが「月見そばだけなら私ですが」と言ったら、そばにいる人が「私はてんぷらそばを頼んだのだけれど……」と言い、2人がそれぞれを無事に受け取ることができました。
 配膳口のところにあった刻みネギなどは、とっくになくなっていましたが、誰も補充しようとしません。まあ係の人も気がついていないでしょう。
 オーツはさっそくテーブルで食べましたが、中身はそばをゆでて汁をかけ、玉子を落としただけのものです。初めから期待はしていませんでしたが、1時間以上もかけて炎天下に並んでこんな程度のものしか食べられないとは、あきれます。

 3時にはここを出る予定だったのですが、食事にありつくまでに1時間以上かかり、食べるのにまた時間がかかれば、もう何も見られません。

 ビストロCの問題は、配膳所にいる係員の問題ではなく、運営会社(の社長)の責任です。
 そもそも、このような店のコンセプトをどうするかという問題があるのです。今は、ここを勘違いしているとしか思えません。
 まずは、大量の客がさばけるようにするべきでしょう。平日でこの状態ならば、土日はどうなってしまうのでしょうか。
 屋外のテーブルで食事をするスタイルであれば、ゆっくりする人もあまりいないでしょうから、手の込んだ料理は省略し、簡単なメニューを中心にして、大量の客をさばくようにしなければなりません。いや、中にはゆっくりビールを飲みたい人もいるでしょう。しかし、まずは、ある程度の客がさばけるようにするべきで、それが達成されるまでは、ビールの提供もしないようにするべきです。係員の時間の余裕があれば、ちょっと手を加えた料理も提供し、単価も高めに設定するようなこともできますが、それは後の話です。
 大量の客をさばくことを考えるならば、それなりのノウハウが必要です。駅にある立ち食いそばの店、大学などにあるキャフェテリア方式の食堂、マクドナルドやモスバーガーのようなファーストフードの店など、短時間に大量の客をさばいています。それらのノウハウをきちんと取り入れ、運営会社として従業員に研修をし、客に不快感を味わわせないように、接客業の基本を教えなければなりません。まずそこが成り立っていないと、あとはどうしようもありません。
 まあ、山形県のへんぴなところにある施設ですから、大量の客をさばくなんてことは初めから考えられていないのでしょう。これがコンセプトの問題というわけです。
 たくさんのお客さんを逃がしている現実を直視するべきです。ビストロCは、もっとたくさんの売り上げが期待できます。それは運営会社の利益になる一方、客の満足度も高めるのです。今は、売り上げが少ないし、客も不満だらけです。

 オーツは無理をして宿場町エリア、山間集落エリア方面だけを見に行きましたが、グループ内の一部の人は、何も見ることができず、食事をしただけで終わってしまいました。ある人が入場券売り場に交渉して、入場料を返してもらっていましたが、それでも不満は残ります。
 オーツが見て回ったところを後から振り返ってみると、暑い日差しの中を歩いた記憶はあるものの、古い建物が並んでいるだけで(しかもそれらは映画用のセットでしかありません)、特にどうということはありません。比べて言っては恐縮ですが、日光江戸村
2010.4.20 http://o-tsu.seesaa.net/article/147098611.html
のほうがはるかにおもしろいです。4,500 円の入場料は高いですが、払ったお金に見合う(あるいはそれ以上の価値のある)ものです。
 庄内映画村の入場料は、大人が 1,600 円ですが、とてもそれに見合うとは思えません。
 これでは、リピーターはいないでしょう。ここがつぶれるのも時間の問題だと感じました。
posted by オーツ at 06:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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