2010年06月26日

トータル・リコール(1990)

 オーツが見た映画です。何回目かの視聴です。
 アーノルド・シュワルツェネッガー主演のSFアクション映画で、オーツは、こういうジャンルの映画が大好きです。
 全体のストーリーもわかりやすく、妻役のシャロン・ストーン(当時32歳)もきれいでセクシーで、かつアクションもあり、見応えがあります。途中で殺されてしまうのが残念です。
 この映画では、記憶を消したり、書き換えたりができる世界を描いています。いかにもSF的です。しかし、それがストーリーの重要な伏線になっているので、「そういうものだ」として鑑賞するしかありません。
 オーツが一番違和感を覚えたのは、火星で空気が大量に生成されるラストシーンです。空気がきわめて薄い火星の地表にさまざまなビルを建てて人類が生きているのですが、そういう状況でビルの内外を区切るのはガラス板1枚だけなのです。最後のシーンでは大量の空気が流れてきて、窓ガラスが全面的に割れてしまうのですが、そんな割れやすいものに命をかけるなんてありえないと思います。もっと頑丈な隔壁にしておかないと、万が一の事故とか、誰かの自殺とか、(銃器類が普通に使われる世界のようですから)機関銃の流れ弾などでガラスが割れたら大変なことになってしまいます。
 そして、さらにおかしいのは、大量の空気の生成です。秒単位で(地表に投げ出された人間が呼吸困難で死ぬ前に)地表を覆う大気層が形成されるかのごとく描かれていました。これは不可能です。そんなに大量の空気が瞬時に「貯蔵庫」から流れ出したら、地表の岩石などを吹き上げる大爆発になってしまうでしょう。大気の激しい流れが収まるまで、どう考えても数時間くらいはかかりそうです。映画の中では数分で静かな大気になりますが、こんなことはありません。
 そして、やはり、火星には大気が存在しえないものと思います。
 エイリアンのしわざで、地下にたくさん空気が隠されているという設定ですが、そんなことをする意味がわかりません。そんなことをするには、ものすごいエネルギーを使ったことでしょう。火星でそういうエネルギーがまかなえたのでしょうか。
 常識では、数十億年かけて火星の現在ができあがったとされています。その過程で、火星は大気を重力で引きつけておくことができず、大部分は宇宙空間に飛び去ったものと考えられています。だとすれば、この映画で描くように大気を形成することができたとしても、それは次第に宇宙空間に逃げていってしまうのではないでしょうか。
 ま、それはともかく、映画としてみると、とてもおもしろいと思います。


posted by オーツ at 06:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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