2010年04月22日

007/ゴールドフィンガー(1964)

 オーツが見た映画です。
 007シリーズの中でも比較的初期の作品です。ゴールドフィンガーという名前の敵キャラと戦う話で、ストーリーはわかりやすいと思います。
 ゴールドフィンガーの目的は、アメリカのすべての金塊を保管している銀行フォート・ノックスを襲って金塊を原子爆弾で汚染する(それによって手持ちの金塊の価値が暴騰し、大儲けする)というスケールの大きな話です。
 この映画が作られたのは、アメリカがまだ金本位制の時代だったのですね。今から見ると、いかにも昔の話に感じます。
 撮影技術が不十分なところがいろいろあります。たとえば、飛行機を釣っているワイヤーが見えるのは、時代を考えるとやむを得ないかなと思います。
 それにしても、例によって「ありえない」シーンがかなりあります。
 始まってすぐに、ゴールドフィンガーがカードでいかさまをするシーンがあります。ある女が、遠方のホテルの一室のテラスから望遠鏡でのぞいて、対戦相手の手の内を読み取って、ラジオに見せかけた無線機を通じてゴールドフィンガーに教えているわけです。これならゲームに勝てる可能性はぐっと高まります。
 そこへボンドが押し入って、女のマイクを奪って、ゴールドフィンガーに負けるように指示するわけです。こんなとき、女がすぐボンドにメロメロになってしまうのですが、それはあり得ません。ゴールドフィンガーの指示にそむいたら、とんでもないことになることが明らかなわけで(実際、後に殺されてしまうわけですが)、たとえ警察に突き出されようとも、そのほうがマシです。そもそも、ボンドの言いなりになるなんてことはあり得ません。
 ゴルフ場で、ボンドがゴールドフィンガーの前に金の延べ棒をゴロリと投げ出して話をするのですが、ボンドはこんな延べ棒をどこに隠し持っていたのでしょうか。ズボンのポケットに延べ棒を入れたままでゴルフなどをやっていたのでしょうか。そんなことをしたら、一目見ておかしいと言われそうです。
 運転手が、クルマの後部座席に乗っている男を銃殺したあと、クルマごとプレスして、別のクルマの荷台に乗せて帰るシーンがあります。これもあり得ません。プレスしたら、男の体1人分の血液があるのですから、プレスとともに、血が飛び散って、プレスしたもの(クルマの残骸のかたまり)が血だらけになります。そんなのをクルマの荷台に積んで走ったら、いかにもうさんくさく見られます。それにつぶされたクルマはガソリンもタンクの中にあるのですよね。これまた残骸の中に混じってガソリンくさくなるはずです。
 そもそも、クルマ1台分のかたまりを荷台に乗せて、普通のクルマが走れるものでしょうか。見た目は小さくとも、約2トンの荷物です。つぶしても重さは変わりません。クルマで運ぶには、重すぎると思います。
 ま、こんなことを考えずに、映画を楽しむべきでしょうね。

posted by オーツ at 05:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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