2010年03月12日

政府機能を外国にアウトソースできるか

 ブログを読んでいて、たまたま知ったのですが、「政府機能を外国にアウトソースできるか」ということを考えている記事がありました。
http://bobby.hkisl.net/mutteraway/?p=2013
発想のユニークさに驚きました。「政府機能」といえば、もちろん、国民が選挙した結果に基づいて国会議員を選び、その国会議員が執行機関としての内閣を選任し、……ということで、外国に丸投げするという選択肢は考えたこともありませんでした。
 しかし、今の国会議員のふがいなさを見たり、今の内閣がまともに機能していない(言い過ぎでしょうか)ことや、民主党が打ち出す政策のちぐはぐさ(高速道路無料化とCO2削減は、どう考えて矛盾しています)を知ったりすると、いっそのこと、どこかの政府に丸投げしてみるというのもおもしろいと思います。
 その場合、どこの国を選ぶべきでしょうか。アメリカは戦争好きな国だから、ちょっと怖いので、遠慮することにして、中国も汚職の蔓延がいやだし、(いや、そもそも中国共産党政権に丸投げすると、もう日本に政権自体が返ってこなかったりして……)やはり、ヨーロッパのどこかでしょうか。
 何だか、独立国がどこかの国の植民地に「進んで」なるような感覚です。
 でも、考えてみると、やはり、外国政府に任せることはむずかしそうです。ちょっといくつか思いつく欠点をあげておきます。あまり詳述はできませんが。
(1)日本人の考え方・文化をきちんと把握してくれるか
(2)日本とアウトソース先とで利益相反が起こった場合、うまく調整ができるか
(3)どこまでをアウトソースするか、大量の公務員を外国人に置き換えてしまうのか
(4)アウトソース先の人々と十分なコミュニケーションができるか(日本語が使えるか)
(5)適当な報酬を受け取ることで、他の国の経営を引き受ける主体があるのか
(6)アウトソース期間が終わったときに、国の体制を元に戻せるか
(7)アウトソース先が日本の不利になるような政策をとった場合、それを拒否できるか

 賢明な王様がいたら、一切をその人に任せてしまうというのも一つのアイディアです。しかし、その王様が「賢明」かどうか、事前に判断できるでしょうか。何をもって判断できるのでしょうか。
 オーツは、それよりも、愚かな大衆がみんなで相談しながら右往左往する仕組みのほうが「まし」なように思えてきました。
2010.3.13 追記
 この話の続きを
http://o-tsu.seesaa.net/article/143502843.html
に書きました。
 よろしければご参照ください。
posted by オーツ at 06:13| Comment(1) | TrackBack(2) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
7つの質問プラス1に答える形式で、新しい記事をアップしました。ご参考までに。
Posted by bobby at 2010年03月12日 12:21
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