2010年03月06日

新幹線のグリーン車に乗って

 オーツも年をとってきたせいか、新幹線でグリーン車に乗る場合が出てきました。
 普通車でもいいと思うのだけれど、旅費をもらうときにグリーン車分が出るケースがあるのです。
 せっかくなので、そういうときはグリーン車に乗ることにします。
 普通車に乗った場合と何が違うのか、先日乗った品川から新大阪の場合をちょっとメモしておきましょう。
 行きは、700系の車両でした。
 まず座ると、シートが広いことに気がつきます。4列シートです。普通車は5列シートですから、当然「ゆとり」がちがいます。そして、前のシートとの間隔が広くなります。前の座席の人がリクライニングを使用しても、ぜんぜん問題になりません。さらに、足元にはフットレストがあります。オーツは靴を脱いで、ゆっくりしていました。ちょっと行儀が悪いですが、フットレストはそのためのものと割り切りました。シートの質も普通車よりはかなり上です。体を包むような感じになります。落ち着きます。また、切符のチェックの後、紙製の使い捨ておしぼりが出ます。(あまりありがたいサービスとは思いませんが。)
 前の座席の背中のポケットに雑誌が2冊入っていました。まるで飛行機に乗ったみたいです。旅行雑誌みたいなものですが、シートの設備について説明があるところもあって、ここは読んでおくといいと思います。
 オーディオは、飛行機のように多チャンネルで提供されていますが、イヤホンで聞くことになり、そのイヤホンは自分で持参するか車内で買うことになります。ちょっとだけ不便ですが、飛行機のように全席標準装備にすると、その分、コストがかかることになりますから、どちらがいいかはむずかしい問題です。希望者だけがお金を払う方式が一番公平のように思います。
 天井には読書灯がついています。そばにプッシュ式のスイッチがあります。もっとも、オーツが座った座席では接触不良があったのですが、いろいろいじっているうちに点灯するようになりました。
 前のシートの背中にテーブルがついているほか、肘掛けに収納してあるサイドテーブルがありました。二つあってどうするのだろうと思いました。同時に二つとも使おうとすると、一部重なってしまって使えません。どちらかを使うようにできているわけです。
 それにしてもグリーン車の中はがらがらです。客は、1両の中で数人しかいません。まるで空気を運んでいるようで、何か、田舎のローカル線に乗っているような気分です。こんなことではJRは赤字になってしまうのではないかと心配になります。
 混み具合は、普通車も同様でしょうか。
 オーツは気になって、散歩がてら、新幹線の列車の中を半分くらい歩いてみました。普通車はけっこう混んでいました。少しは空席もありましたが、大部分は埋まっていました。乗車率は8割から9割くらいだったでしょうか。オーツはちょっと安心しました。これならJRも収益があがるだろうということです。
 グリーン車と普通車で、乗っている人の「ちがい」はわかりませんでした。グリーン車には、それなりの余裕のある人が乗るのかと思っていましたが、さほど客層の違いはなさそうでした。オーツみたいに両方に乗る人がいるくらいですから、違いはないのでしょう。
 新幹線の列車1編成16両のうちで、グリーン車が3両もあります。しかし、どこもがらがらでした。もしかして、最近の不況の影響で、グリーン車の利用率が下がっているのかもしれません。ふつうに考えれば、グリーン車を1〜2両減らして、その分を普通車にした方が(JRとしては)儲かるはずです。

 帰り(新大阪から品川まで)は、N700系の車両に乗りました。シートなどは 700 系と同じようなものでしたが、こちらでは、車内で無線LANが使えるとのことです。サービス提供事業者(NTTコミュニケーションズ、NTTDoCoMo、ソフトバンクテレコム、UQコミュニケーションズ)と契約すると使えるようになるそうです。ビジネスマンなどには便利でしょう。
 肘掛けのところに100ボルトの交流電源がきているのもうれしいサービスです。パソコンなどを使う人にはありがたい設備でしょう。
 それに加えて、何とレッグウォーマー付きです。温風が吹き出るようになっています。オーツが乗ったときはまったく寒くなかったし、元々寒いのには慣れている方なので、あまりありがたいとは思いませんでしたが、妻などは寒がりですから、冬の新幹線では重宝するでしょう。
 N700系では、読書灯のスイッチが肘掛けのところにありますが、読書灯自体はシートの肩の上ないし頭の脇にあり、あまりいい位置ではありません。ちょっと前かがみの姿勢になると読書灯の光を肩がさえぎる形になってしまうのです。やはり読書灯は天井にあるほうがいいように思いました。
 オーツは、新幹線の列車に乗る前に新大阪の駅の売店で弁当と缶ビールを買い、座席に着いたらすぐに食べ(飲み)はじめました。食べおわってから、ゴミ(空き缶と弁当ガラ)を捨てようと思って、買ったときのレジ袋に入れて、足下に置いておきました。すると、まもなく回ってきた女性の車掌さんがレジ袋ごと持っていってくれました。「サービス」を感じました。この人は、切符のチェックもしていましたから、車掌さんでしょうが、飛行機のフライトアテンダントにも相当するのでしょうか。普通車では、こんな「サービス」を経験したことはありません。お客が多すぎて、こんなことをしたら車掌さんがてんてこ舞いになってしまいそうです。
 オーツは、帰りにも新幹線の1編成の半分以上を歩いてみました。普通車には、子供や赤ん坊が乗っている例が多く、グリーン車にはそういう例がありませんでした。混み具合はかなりちがっていて、グリーン車では、一人客は並んだ2人分を独り占めしているような感じでした。行きほどがらがらではなく、3〜4割の乗車率でした。普通車は混んでいましたが、満席とまではいかない程度でした。
 ビールを飲んだためか、オーツはちょっと眠ってしまいましたが、グリーン車のシートのほうが寝心地はよかったです。リクライニングとシートの感触のおかげでした。
 グリーン車と普通車の違いはそれくらいです。
 さて、では、片道18,690円の価値があるでしょうか。微妙ですね。そんなに大きな差ではないように思いました。
 ま、あえていえば、グリーン車では年輩者が乗っているケースが多く、全体に静かで、車内で子供や赤ん坊の声に悩まされることなく読書や仕事に打ち込めることがメリットです。
 それに、グリーン車はすいているので、一度席を予約した後で、当日駅で早めの列車に変更する場合でも、たいてい変更可能という点もメリットかもしれません。普通車では、しばしば満席の場合があって、早く駅についても、結局、列車の変更ができない場合がけっこうあります。
 新幹線のグリーン車と普通車の違いは、飛行機の場合のエコノミークラスとビジネスクラスの違いよりは差が小さいように思いました。(オーツはファーストクラスには乗ったことがないので、それとの比較はできません。)

 余計な話ですが、オーツの勤務先では、出張時にグリーン車料金を出してくれないので、普通車に乗るしかありません。そういう場合に、自腹を切って差額を負担してグリーン車に乗るほどのメリットはなさそうに思います。

参考記事:
http://q.hatena.ne.jp/1146547647
http://www.upperclass.jp/archives/21710807.html(このコメント欄)
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1659194(3番の回答)
posted by オーツ at 05:59| Comment(3) | TrackBack(0) | 日常生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 乗客数は、時期時間と路線次第でしょうねぇ。
 私がはじめて乗ったグリーン車は、出張帰り、
普通車の指定席が満員でグリーン車ならあるとなっ
ていたので、その新幹線に乗るためにグリーン料金
自腹で乗ったものでした。ちなみに、グリーン車も
私のが最後の一席、つまり私が乗ったことで満員に
なったのですが。当然、車内は人がいっぱい居まし
た。
Posted by 通りすがり at 2010年08月20日 17:20
通りすがり様
 確かに,時期・時間・路線によって事情は変わってくるでしょう。
 しかし,一方では,オーツが駅の「みどりの窓口」で,これから発車する列車の混雑状況を見る限りでは,たいてい,グリーン車には空きがあるのに,普通車には空きがないケースが多いように思います。
 もう少し観察する事例数を多くしないと何とも言えないかもしれませんが。
Posted by オーツ at 2010年08月21日 08:42
グリーン車とは居住性より「風格」を買うものです。
Posted by ロザの旅人 at 2012年07月11日 03:35
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