2010年03月03日

ぎご

 オーツはふとしたことから「ぎご」という言い方を思い出しました。
 自分の出身地・埼玉県北部で使われていた言い方で、「他人が注意してもそれを聞こうとしない人」くらいの意味です。主として小さな子供に対して「お前はぎごなんだから」のように使います。いや、「小さな子供に対して」はオーツが小さいときに使っていた(耳にしていた)からそのように感じているだけかもしれません。
 妻に対して言ってみても、笑うばかりなので、「ぎご」は方言なのでしょう。
 ネットで調べると、
http://www1.tmtv.ne.jp/~kadoya-sogo/ibaraki-ki.html
にありました。「昔の茨城弁集 昭和35年〜45年頃の茨城弁集」というページです。「ぎご:栃木・群馬・埼玉。【形動】頑固、意地っ張り」とあります。
 日本方言辞典掲載語というマークが付いています。たぶん、『日本方言大辞典』(小学館)のことでしょうね。さっそく引いてみました。
 すると、「ぎご」のところには「「きこ」を見よ」とあり、空見出しになっていました。
 「きこ」には、@として「片意地。頑固。強情。」という意味があり、その中で、「ぎご」の形が栃木県、群馬県邑楽郡、埼玉県北葛飾郡として載っています。埼玉の例は、出典を見ると、上野勇(1933)『埼玉県幸手方言集』です。
 なるほど。オーツの出身地を囲むようにして方言集に「ぎご」の語形が存在していることがわかりました。先人たちの業績のおかげです。
 なお、用例として、栃木県の例ですが、「あの子供はぎごな子だ」という例が挙がっており、オーツの感覚(小さな子供に対して使う)が裏付けられました。
ラベル:ぎご 方言 埼玉県
posted by オーツ at 05:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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