http://www.nira.or.jp/pdf/0905report.pdf
の 40 ページに図表3-6 があがっています。
これによると、全要素生産性(TFP)と実質賃金を年齢別に集計すると、それぞれ 45 歳くらいがピークになるというのです。34 年間の 106 業種のデータに基づくそうですから、ほぼ全国的な傾向を示すものと考えていいでしょう。
「全要素生産性(TFP)」については、この文書の 46 ページの注*1 に、次のようにあります。
*1 労働、資本、投入原材料といった全生産要素がどの程度効率的に利用されているかを測る尺度であり、「労働、資本、投入原材料の全ての生産要素の組み合わせ1単位あたりの生産量」(深尾・宮川 [2008])として定義される。【後略】
最も効率よく生産し、賃金が最も高くなるのが 45 歳というのはたいへん興味深いものです。
なぜなら、文科系のある分野の論文執筆量のピークが45歳
2010.2.10 http://o-tsu.seesaa.net/article/140710958.html
というのと符合するからです。
つまり、これは分野を超えた一般的傾向かもしれないということです。
こんなことを喜んでいるのはオーツだけかもしれませんが……。