忙しくなってくると(そう痛感するようになると)、日常生活の上で、やろうと思ってもなかなかできないことが増えるのですが、最も大きな影響を受けるのが「新しいことに取り組めなくなる」ことです。
人間が生きていく上では、たえず新しいものを取り込み、工夫して使いこなし、その上でよりよい生活を目指す必要があるでしょう。そういったことがだんだんむずかしくなります。
老人が古いテクノロジーにしがみつくことがお笑いのネタになったりしますし、オーツも、自分より年上の人をみて、なぜこんなことができないのだろうかと不思議に思っていました。たとえば、老人の一部には、いまだにメールアドレスを持たず、ネットにアクセスしないで生活している人がいます。オーツの親戚にもいます。でも、だんだんそういうことがわかるようになってきました。新しいものを取り込んでいく余裕がなくなってくるのです。
オーツの場合でも、たとえば、ポメラを買ったのですが、
2010.1.25 http://o-tsu.seesaa.net/article/139278731.html
なかなか使いこなすところまではいっていません。
それどころか、実は、新しいパソコン(Windows 7)を買ったのですが、今のパソコン(Xp)からの引っ越しをする時間がなくて、2ヵ月もそのままになってしまいました。パソコンの電源を入れて、最低限の設定だけやりましたが、ちょっと他人に使ってもらった程度で、オーツ自身は使っていません。
もう少し時間の余裕が出てきたときに新しいパソコンに引っ越す予定です。前回の引っ越しでは、8時間ほどかかっていますので、今回もそれくらい(あるいはファイルが増えているのでそれ以上)時間がかかるものだと思っています。問題は、そのような「余裕のある状態」になれるかということです。
これらは代表的な例ですが、こんなことを考えていると、すでに習得したパソコンの使い方は今後も使い続けることができるけれども、最近のやり方は覚えられないということになりそうです。高齢者の特徴の一つは、まさにこれです。オーツが年を取ってきているというのは、こんなところに現れてきているのでしょう。
2010年02月12日
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