2009年10月19日

歌舞伎・京乱噂鉤爪@国立劇場

 オーツは、国立劇場で行われた歌舞伎・京乱噂鉤爪(きょうをみだすうわさのかぎづめ)を見に行きました。副題として「人間豹の最期」とあります。
http://www.ntj.jac.go.jp/performance/2802.html
 江戸川乱歩原作の人間豹を題材にして、時代設定を幕末に変え、オリジナルな脚本を作成したとのことです。
 一番の注目は、市川染五郎が行う宙乗りでしょう。第1幕の最後に見られます。舞台の下手というよりは、花道の付け根あたりから、2階席奥の右側に向かって宙乗りします。客席の上を斜めの方向に飛んでいくことになります。こういうのを筋交い宙乗り(すじかいちゅうのり)というそうです。実際に見ると、迫力がありました。怖い形相をした人間豹(恩田乱学:半分人間で半分豹という設定)が飛ぶのですが、単に空中を移動するだけでなく、腰の両側をワイヤに固定して、そこを回転軸にして前方回転したり後方回転したりするのです。けっこうな高速回転です。何回転もしてからスッと止まり、見得を切ります。空中でこれをやるわけで、驚きます。まるで体操競技かサーカスを見ているような感じでした。
http://www.sanspo.com/geino/news/091004/gnj0910040502004-n1.htm
http://d.hatena.ne.jp/hiraisin/20091013
に書かれているとおり、2階席から見ていた人たちが一番迫力が感じられたかもしれません。
 オーツの席は、1階の17列43番ということで、2階席の下に潜るようなところだったため、途中から染五郎の姿が見えなくなってしまいました。しかし、到着地点からスポットライトが出て、舞台の下手側に染五郎の姿が投影されるかっこうになっていて、宙乗りが進むにつれて投影される姿が大きくなっていきます。これはなかなかおもしろいサービスでした。客席から俳優が見えなくても、投影された姿で今どんな動作をしているか、わかるのです。
 もう一つ、おもしろかったのが「花がたみ」という名前の人形です。これを俳優が演じていて、箱から出てきて踊ったりするわけです。ところが、あるシーンでは、人形のクビがもがれて床の上に置かれてしまいます。すると、クビがススーッと動いて、最後は人形の両手で挟み持って、元の位置に戻すのですが、まるでマジックショーを見ている気分でした。
 ともあれ、現代物を作り直したため、全体にわかりやすく、派手な演出と相まって、楽しめました。
 しかし、12:00 開演、14:50 終演というのは、お昼がゆっくり食べられないので、あまりよくない時間設定のように感じました。
posted by オーツ at 05:38| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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