2009年06月21日

ジャンケンで勝つ方法

 日経新聞6月20日の NIKKEI PLUS 1 の7ページ目に、編集委員の小林明氏による次のような記事が出ていました。(一部引用します。)
 ジャンケンに強くなる方法があるのをご存じだろうか? 数学者、桜美林大学の芳沢光雄教授の研究によると、まず最初にパーを出す。あいこだったらその手に負ける手を次に出す。【中略】
 芳沢さんが学生 725 人を集めて延べ 11,567 回、ジャンケンさせたところ、次のような興味深い結果が出た。
 最も多いのはグーで 4,054 回(35.0%)、次はパーで 3,849 回(33.3%)、最も少ないのはチョキで 3,664 回(31.7%)とかなりのバラツキが出た。【中略】
 ではあいこの場合はどうか。実験では学生 725 人が2回続けてジャンケンした 10,833 回のうち、同じ手を出す回数は 2,465 回(22.8%)にとどまった。つまり人間には同じ手を出すのに心理的な抵抗感があるらしい。だからその手に負ける手を次に出せば、負ける確率を下げることができるというわけだ。

 これは、知っておくと何かと便利な方法です。
 似たような実験に、人間に乱数を書かせるものがあります。0から9の数字をランダムに書かせると、同じ数字が続けて書かれることが少なくなるというわけです。だから本当の意味の乱数にはならないということが知られています。
 というわけで、このジャンケンのやり方は、妥当な結果です。
 ただし、オーツがちょっとだけ心配したのは、「2回続けてジャンケンした 10,833 回」という書き方のことです。これは「あいこ」のときではありません。全部で 11,567 回実験したのですから、最後のジャンケン以外はすべて「次」があるはずです。これが、理論的には 11,567-725=10,842 回となります。(9回の差がありますが、なぜかは不明です。)
 本当の「あいこ」のときだけ取り出して「その次」を調べるほうがよかったでしょう。
posted by オーツ at 05:49| Comment(1) | TrackBack(0) | 日常生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そんなジャンケンの秘訣があるとは知りませんでした。

回数の差ですが、何かの理由で実験を一時中断した人がいてその前後は連続と見なさなかったとすれば差もあり得るのではないでしょうか?

また、奇数の725人にどのような組合せでジャンケンさせたかが不明ですが、3人以上でジャンケンしてあいこの人以外は次の手を休むということがあった(そしてその休みの前後は不連続と見なす)とすれば差が生じ得そうです。ただ、もしそれなら差はもっと広がりそうですね。
Posted by 98 at 2009年06月21日 22:50
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック