2009年05月02日

活字メディアの今後

 ネットが発達してきて、活字メディアが苦戦しています。雑誌の休刊(という名の事実上の廃刊)が連続しています。
 新聞については、野口悠紀雄氏の二つの論がおもしろかったです。
 野口悠紀雄「ウェブ隆盛時代に新聞の株式欄が生き残っている本当の理由」
http://diamond.jp/series/noguchi/10039/
 野口悠紀雄「時代遅れの日本の新聞、金融危機が起きた日も全紙そろって休刊日」
http://diamond.jp/series/noguchi/10043/
 日本の新聞の時代錯誤的な体質を明確に指摘しています。
 とはいえ、まだまだ新聞がなくなることはなさそうです。中高年層の層は厚いですからねえ。団塊の世代が退職したあとなどは、時間の余裕ができて、皆さん、新聞を熱心に読むのではないでしょうか。
 活字メディアの中でも、本は読まれているという森田徹氏の意見があります。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0903/17/news014.html
 本が「読まれている」というよりは「売れている」といったほうがいいかもしれません。
 この記事の中でも「雑誌が読まれていない」ということが指摘されていますが、それについてはさらに別の記事
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0903/19/news010.html
で詳しく述べられています。週刊誌の部数減が深刻なようです。雑誌の販売前に各メディアは「早刷り」を入手することができるため、ワイドショーや新聞が先取りしてしまうという問題が起こっているとのことです。
 新語辞典の類も、紙版が振るわず、ネットに移行しつつあるといえるでしょう。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/nmg/20090422/192747/
 全体的に、活字メディアの今後は暗いようです。
 しかし、ネットに頼ってばかりでいいのでしょうか。
 オーツは、たとえば、今回の記事のように、他の記事を参照したら、その URL を書くようにしています。しかし、その URL がいつまで持つのか、大いに疑問です。新聞の記事などがリンク切れを起こしてしまうのです。紙のメディアならば、手間はかかるけれど、図書館に行けばたいてい何とかなるものです。「リンク切れ」はありません。
 ネットではアーカイブがありますが、完璧ではありません。
 もっと、古い情報を大切にしないといけません。
 ブログの類では、URL だけを示すのでなく、記事そのものを全文引用してしまう例があります(というか、よく見かけます)。これは著作権法上問題になる行為だと思います。しかし、元の記事が数年後(数ヶ月後?)には削除されてしまうことが頻繁にある以上、元の記事を全文引用して保存しておきたいという気持ちもわからないではありません。
 この点で、ネットが情報を大切にする(保存し活用する)方向に舵を切ったら、ますますネットに依存するようになり、活字メディアは没落するでしょうね。

posted by オーツ at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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