2009年02月15日

インド・タタ自動車の28万円のクルマ

 何と安いクルマでしょう。「ナノ」という名前でたった28万円です。

http://tatanano.inservices.tatamotors.com/tatamotors/
 今の段階では、インドで発売されたというわけで、日本でも買えるかどうかということになると、いろいろ問題がありそうです。
 まずは、輸入するときには、日本の道路交通法に適合しているのかどうか、型式証明がどうなるのか、心配です。
 次に、左側通行用に適応するために、ヘッドライトの方向調整など、若干の手直しが必要でしょうが、それが数十万円もしたら、せっかくの低価格も意味がなくなります。
 インドからの運搬費も高そうです。
 また、いざ発売するとして、日本での販売網(販売会社)はどうなるのでしょうか。修理・メンテナンスはどうなるのでしょうか。そういうことで苦労しても、それなりの旨味があるでしょうか。
 しかし、このあたりをタタ自動車ががんばれば(ナノを日本向けに改修し、それなりの販売・修理体制を整えるということですが)日本での販売もありうると思います。
 何はともあれ、こういう発想のクルマがあってもいいでしょう。地方などでは軽自動車を所有する人が多いと思いますが、普段の足として、安いクルマがあればそれで十分だと考える人がそれなりにいることを物語っています。つまり軽自動車の置き換え需要があると思います。
 http://www.monometro.jp/2008/01/10/28_1/
によれば、「日本国内で現在販売されている日本メーカーの「ナノ」と同じクラスの自動車で、最も安いのは三菱自動車の「ミニカ」(4人乗り、657cc)の58.3万円か、スバルの「プレオ」(4人乗り、658cc)の62.8万円(Yahoo!自動車より)あたり」とのことですから、それらとの競合はあるでしょう。
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20080125/145383/
では、ナノの前途は厳しいとしていますが、オーツはそれほどのことはなさそうに思います。むしろ、この記事の最後のひとこと「ただし、仮に「ナノ」が短命モデルに終わっても、タタには「28万円カー」に挑戦した無形の資産は残る。500人が参画したと言われる技術者たちに蓄積された低コスト車の開発や生産技術のノウハウだ。日本や欧米などの大手メーカーにとっての将来の脅威は、むしろそこにある。」に着目したいと思います。
 クルマの将来の方向性は、ハイブリッドカーや電気自動車だけにあるのではありません。低コスト車も方向性の一つだと思います。日本や欧米と違った目の付け所。ここが興味深いのです。
 オーツは、どうも、日本の(世界の)クルマの値段が高すぎるような気がしています。

2010.12.17 追記
 この話の続きを
http://o-tsu.seesaa.net/article/173707572.html
に書きました。
 よろしければ御参照ください。
ラベル:タタ自動車 ナノ
posted by オーツ at 05:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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