2008年10月24日

宇宙から紙飛行機が飛んでくる

 オーツがネット内で見つけた記事です。
 大気圏突入に耐えられる紙飛行機を福山のメーカーがNASAに納入したそうです。国際宇宙ステーションから地球に飛ばす計画だとのことで、興味を持ちました。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/08/news081.html
 宇宙ステーションから紙飛行機を投げて、ホントに2日で地上まで達するのでしょうか。
 実験してみなければわからないですね。夢があります。
 可能性その1:大気圏への突入の角度が調整できないため、大気の層にはじかれて宇宙に飛ばされる。
 可能性その2:大気圏突入後、燃え尽きる。
 可能性その3:大気圏突入後、風力で破壊される。
 可能性その4:地上に達しても、海に落ちて沈んでしまったり、山のてっぺんに落ちたりする。

 それぞれ可能性がありそうに思います。
 その1ですが、川や湖で平べったい石を水面すれすれに投げる遊びがあります(石は水面をぴょんぴょんとはねていきます)が、それと同じようなことが起こるのではありませんか。宇宙船は姿勢制御ができるので、その心配はないでしょうが、紙飛行機は制御装置は何もありませんから、成り行き任せになります。
 その2ですが、記事では、「今年1月に東京大で行われた実験で、大気圏突入時の熱などに耐えられることは実証済み」とあるので、大丈夫なのかもしれませんが、紙飛行機がどんな姿勢で突入するかによっては、燃え尽きることがありそうに思います。
 その3も、姿勢制御と関係します。写真を見ると、翼があるようですが、これは華奢な構造です。宇宙船と違って、骨格がありません。どのような姿勢で大気圏内を移動するかにもよりますが、非常に強い風に当たることと同じで、風力で破壊されてしまうことがあるように思います。
 その4もありそうです。海が地表の7割を占めるわけです。陸地に到着するとしても、山の上とか、深い森林の中とか、砂漠とかだと、人間に見つかる可能性は低くなります。
 これらの困難を乗り越えて、紙飛行機が人間に見つけられる可能性はどれくらいでしょうか。かなり小さそうに思います。9機が送られたようですが、一斉に投げ下ろしたとして、オーツの予想では、1機でも地上に到着すれば大成功ではないでしょうか。
 ここまで書いてから、再度、考えました。紙飛行機の重心と機体にかかる空気の抵抗力を考慮すると、一定の姿勢で大気圏に突入することも可能ではないかと考えるようになりました。ちょうど風見鶏が風の来る方向を向くようなものです。可能性その1からその3は、いずれも姿勢制御の問題と思ったのですが、それぞれ、一定の姿勢で突入することで、解決できるように思います。ある速度以下になると、空気の抵抗を活かして、通常の地上で見られる紙飛行機のような動きができそうです。
 となると、残された問題はその4だけです。紙飛行機が簡単に沈まないようにすることもできそうだし、山のてっぺんだって、ヘリコプターで行けばむずかしい話ではありません。
 こんなことが可能になれば、宇宙から安価な手段で地上にものを届けることが可能になるかもしれません。これは大きな成果になります。

 それにしても、紙飛行機を地上から追跡することはできないものでしょうか。大気圏突入時の摩擦熱を感知すれば、できそうに思いますが、……。小さいものだと追跡はむずかしいのでしょうか。
 紙飛行機に超小型の電波発生装置(ビーコン)を持たせるというようなこともいいでしょう。これなら、発見もずっと楽になります。ま、それだと「紙飛行機」とは言わないと思いますが。
ラベル:宇宙 紙飛行機
posted by オーツ at 04:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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