これまた007流の典型です。ボンド・ガールには、チェリスト役でマリアム・ダボが抜擢されます。初めはおとなしいかわい子ちゃんで登場しますが、後半ではアクションもこなします。
ストーリーは例によってありえない話の連続のご都合主義です。
チェロのケースをそり代わりにして雪の上を滑り降りるシーンなどがありますが、そりはまっすぐ滑れるように底に溝が刻んであります。チェロケースにはそんな溝はないわけですから、まっすぐ滑れません。だから、進行方向が定まりません。もちろん、スピードも出せません。これでは追っ手のスキーと張り合うことは不可能です。
終盤では、ボンドが飛行機から荷物と一緒に落ちそうになるアクションがあります。飛行機につながって空中をブラブラしている荷物にボンドと敵がしがみつきながら戦うわけです。これはどうやって撮影したのでしょうか。すごい迫力です。
一方、墜落しそうな飛行機からジープ型のクルマに乗って(いくらパラシュート付きだとはいえ)脱出するシーンも描かれていますが、実際はこんなことができるはずがありません。
とはいえ、こんなことにこだわらずに、素直に楽しむべきなのでしょう。
ティモシー・ダルトンのジェームズ・ボンドは、結局2作品しか作られませんでしたが、若々しくて、いかにも「ボンド」らしい雰囲気を持っていると思いました。
ラベル:007 リビング・デイライツ

