オーツは、Web 図書館というのがすでに存在することをニュースで初めて知りました。
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/080703/sty0807030748001-n1.htm
自宅にいながらにして図書館の本が閲覧できるサービスです。千代田区が運営しています。
サイトは、以下の通りです。
http://weblibrary-chiyoda.com/
先日、オーツが Firefox 3 でアクセスしたら、ウィンドウが次々にオープンするというアクシデントが起こりましたが、今は改修されたようです。
今のところ、利用できる冊数が少ないので、資料検索の機能も貧弱なものしかついていませんが、冊数が増えてくれば、もっと高機能な検索システムにしないと使い勝手が悪くなります。まあ、しかし、これは次第に改善されていくでしょう。
このシステムでは、著作権をきちんと守り、2週間の期限が来るとダウンロードしたデータが消えるという画期的な仕組みが用意されています。
しかし、利用者には、ダウンロードした本を「返す」インセンティブが働かないでしょうから、すべての図書を2週間借りっぱなしにするかもしれません。すると、1冊あたりの回転率が悪くなると予想されます。したがって、1人あたりの「貸出冊数」を制限する必要がありそうです。実際、利用者ごとに最大5冊までになっているようです。
このシステムでは、同一の本は3人まで同時閲覧可能(千代田区は3冊分の本代しか払っていない)ですが、この状態で閲覧希望者が多くなれば、希望者が電子的に並ぶ(順番待ちをする)ことになりそうです。このあたりは全部電子的に行われますから、あまり不満はないでしょう。しかし、蔵書が充実している図書館では、利用者が多く、順番待ちの行列がしばしば相当に長くなることが予想されます。まあ、利用者も、このあたりを勘案して利用する図書館を選ぶことになるのでしょうね。
いずれにせよ、今後は、図書館が確実にこの方向に変化していくでしょう。
Web 図書館は要注目です。
なお、オーツは、パソコンに向かって「本を読む」よりは、本を持ち歩きながら、あちこちで読むほうが好きなので、どちらかを選ぶとしたら紙媒体のほうにするかもしれません。
中国では、電子図書館による著作権侵害が有罪とされたケースがあります。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0711&f=column_0711_004.shtml
2008年07月12日
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