オーツが現在使っている録音機(IC レコーダー)は OLYMPUS ボイストレック VN-541PC というものです。いくらで買ったか、忘れましたが、数千円だったように思います。今年の9月に買いました。
「メモ」として音声を録音していくと、495時間録音できるということです。これくらいあれば十分だろうということで購入しました。
で、オーツの場合は、クルマに乗りながら、あれこれ記録するために使っています。1回あたり、数秒から1分くらいの録音です。ところが、先日、録音ができなくなってしまいました。表示画面を見ると「FULL」になったとのことです。大した時間録音していないのに変だなと思って、マニュアルを見ました。
https://cs2.olympus-imaging.jp/jp/support/dlc/archive/man_vn541pc.pdf
「故障かな?と思ったら」欄の「録音できない。」のところを見ると、「警告表示」として「FULL」が出るのは、メモリ残量がないか、ファイル件数が最大記録件数(199件)になっている場合です。
これを見て、オーツは目を疑いました。たった199件で満杯になってしまうのです。
さっそく録音機をパソコンにつないで、メモリの使用状況を表示してみました。
古い順に 2/3 ほどの音声ファイルを消した状態ですが、以下の通りでした。
メモリ容量 3,825,205,248 バイト
使用済み容量 7,831,552(63個の段階で)
空き容量 3,817,373,696
FULL の表示が出た段階が復元できませんが、録音されたファイルが63個のざっと3倍程度であったと仮定すると、使われていたメモリは 23 MB 程度と推定されます。メモリ容量全体の 0.6% 程度です。
1回の録音が1分としても、199回分で約3時間となり、495時間の録音可能時間の 0.6% ということになります。
オーツの感覚では、明らかに録音機の設定が間違っています。オリンパスの設計ミスといってもいいと思います。最大件数を 199 件とするのでなく、数万件くらいにするべきだと思います。この録音機、最大件数の設定が小さすぎて、満足に録音できないのです。もしかすると、オリンパスの他の録音機も同様かもしれません。
搭載しているメモリの 0.6% 程度を録音した時点で FULL になるというのは、何とも情けない話です。せっかく 4GB の大容量メモリを搭載していながら、それが有効に使えません。
オリンパスにはオーツから苦情を伝えましたので、将来的には改善されるものと思いますが、現状では、実用性がないと思います。録音したものをこまめに消すくらいしか対策はないでしょう。それではせっかくの大容量メモリが泣くというものです。
録音機を録音しっぱなしにするという使い方も考えられますが、中身を聞くときに実時間分がかかりますので、実にわずらわしいのです。また、この使い方では電池が消耗するということもあります。やはり、必要な時間分だけ録音するという使い方がいいと思われます。
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