2020年10月16日

チーズとネコ

 オーツの自宅にいるネコは、約20歳ですが、ずっとキャットフードばかりを食べ続けています。他の餌には興味を示しません。たとえば、オーツがスーパーで刺身のパックを買ってきて、それを食べているときでも、テーブルに近づいてくることさえなく、他の場所に座っています。
 このネコはそういう食生活を選んだのだと考えていました。
 それはそれでいい話です。今のキャットフードは総合栄養食で、それと水だけを与えていれば十分であり、ネコが完全栄養になるように考えられています。他の食べ物は単なる嗜好品でしかありません。ネコがキャットフードを食べ続けていれば、健康な生活が可能であり、長生きできます。
 あるとき、妻が朝食を準備しました。細かく削ったピザ用のチーズを食パンにのせてトーストして、牛乳と一緒にお盆にのせてテーブルの上に置きました。そして、チーズトーストを置きっぱなしにして、ちょっとテーブルから離れて別の用事を済ませていました。
 そのときです。ネコがテーブルの上に乗り、溶けたチーズをなめ始めました。
 少しして、オーツが気付きました。まさかネコがこんな行動に出るとは思いませんでした。
 妻は、ネコが食べたパンは気持ちが悪いといって、ゴミ箱に捨てようとしました。オーツは、そのパンをもらって、ネコの餌(キャットフード)が入っていた皿(そのときはほぼ空っぽになっていました)にのせてみました。すると、そこにネコがやってきて、さらにペロペロと食べ始めました。パンまでは食べようとせず、チーズをなめた程度ですが。
 それにしても不思議です。おそらくこのネコが生まれてからこの方、まったく食べたことがないもの(チーズ)を食べたのです。食べられるものだということは本能的にわかったのでしょうが、ネコにとっては、食べたことのないものを口にしたということで、一生に一度の大冒険でした。まさに清水の舞台から飛び降りる気持ちでチーズを味わったのでしょう。
 なぜこんなものを食べようと考えたのでしょうか。好奇心でしょうか。いつもおいているキャットフードがなくなって空腹だったのではありません。理解できないネコの行動でした。
 一度こういうことがあると、今後はテーブルにチーズトーストを出すときに気をつけなければなりません。もしかすると、チーズ以外にもいろいろなものにチャレンジすることがあるかもしれません。人間が食べているものはネコでも食べられるのだと気がつくと、ネコの食生活が変わるかもしれません。そういうものを食べるようになると、その分キャットフードを食べられなくなり、結果的に健康に有害になるのではないかと思いますが。
posted by オーツ at 04:04| Comment(0) | ネコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする