2019年11月26日

タクシー運転手から聞いた話

 あるとき、オーツがタクシーに乗ったときに、運転手の方といろいろ話をしました。その中で、オーツが興味を持ったことをいくつかメモしておきます。

・タクシーの車両は1日 300km くらい走る。
 二人のドライバーが交替しながら1台の車両を使います。そのため、各車両は、1日あたり 300km くらいは普通に走ります。高速道路でなく市街地を 300km も走る(走ったり止まったりする)というのは、自家用車のドライバーではなかなか経験しないことでしょう。それが毎日のように続くわけですから、車両自体が相当酷使されているのですね。

・タクシーの車両は1ヶ月で6千キロから7千キロ、1年間で7万キロから8万キロくらい走る。
 各車両は1ヶ月で20日くらい、1年間で250日くらい営業運転に回されるので、だいたいこのくらいの走行量になるとのことです。今は人手不足で、タクシー運転手も不足気味であり、車両の稼働率が落ちているので、こんなものだそうですが、以前はもっと走っていたとのことです。

・タクシーは廃車まで50万キロくらい走る。
 各車両とも7〜8年くらいは使われることになり、全走行距離は50万キロくらいになるということです。
 自家用車では10年で10万キロくらいが廃車の一つの目安と言われますが、それと比べるとタクシーの車両は相当に酷使されています。

・タクシーは燃料費がかさむので、LPガスで走ることが必須の条件である。
 タクシーは長距離を走ることになるので、ガソリン車では燃料費がかさんで実用的でなく、LPガスで走るしかないということでした。さもありなんです。

・ジャパンタクシーが増えているが、実質的にこの型しか選べない。
 最近増えてきたジャパンタクシー型ですが、ほぼ他の選択肢がない(もう1車種あるそうですが)という話です。
 昔よく見かけたクラウンとかコンフォートなどは、現在タクシーに使える車両(たぶんLPガス車という意味でしょう)がなくなってしまったそうです。今走っているクルマが引退したら、さらにジャパンタクシーが増えることになります。日本のタクシーの代名詞になりそうです。

・ハイブリッド車は、リチウムイオン電池を搭載しているが、これが50万キロ持つのか、わからない。
 ジャパンタクシーはハイブリッド車ですが、搭載されているリチウムイオン電池が50万キロ持つのかどうか、経験がないのでわからないといっていました。確かに、最近はハイブリッド車が一般的になってきましたが、50万キロという数値を示されて、「ちゃんと走れますか」と聞かれると、未知の領域の距離のように思えます。生産・販売する側は当然走行試験などをしているのでしょうが、……。

・タクシーは、1日あたり50人から100人くらいの客を乗せて走る。
 それによって、毎日ドアを100〜200回も開けたり閉めたりする(1回の乗車で最低2回は開閉する)わけですが、これがクルマの部品を傷めることがあり、たとえばオートドアの機構が壊れることがあるそうです。クルマのドア自体のヒンジは丈夫に作ってあるそうですが、オートドアの機構はそうでもないという話です。

・タクシー用の車両は、自家用車と違っている面がある。
 たとえば、ブレーキパッドが(摩耗しにくくするために)固く作ってあり、その結果、ブレーキの効きがよくありません。タイヤも摩耗しにくくなっていて、固く、乗り心地が悪くなっています。マンホールの上などではスリップしやすくなります。しかし、自家用車のようなタイヤにしたのでは、タイヤ交換の頻度が上がって、コストがかかりすぎます。

 こんなことを聞いて、オーツはタクシーの(車両としての)特性がわかったような気がしました。
posted by オーツ at 03:35| Comment(0) | 日常生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする